ピックルボールのダブルスでは、強く打てること以上に、速い展開でも面を安定させて返せることが重要です。
特にキッチン付近では、相手のボレー・カウンター・足元への速い球に対して、短い準備で対応しなければなりません。
そのため、ダブルス用のパドルを選ぶときは、単純なパワーやスピン性能だけでなく、次のような性能を優先すると失敗しにくくなります。
- 切り返しやすい操作性
- ブロックやカウンターで面が負けにくい安定感
- ディンクやリセットをコントロールしやすい打球感
- ミスを減らしやすいスイートスポットの広さ

先に結論をまとめると、初めてダブルス用パドルを選ぶ人は、次のようなスペックから探すのがおすすめです💡
| 項目 | 迷ったときの目安 |
|---|---|
| 重さ | 約215〜230g前後 |
| 厚さ | 14〜16mm前後 |
| 形状 | スタンダード型・ワイド型・ハイブリッド型 |
| バランス | 極端なヘッドヘビーではないもの |
| グリップ | 片手バック中心なら標準、両手バックなら長め |
| 打球感 | パワーよりも安定感・操作性を優先 |
もちろん、全員に同じパドルが合うわけではありません。
ただし、ダブルスでは「強く打てるパドル」よりも、「速い球を安定して返せるパドル」のほうが、試合で使いやすいケースは多いです。



パドル全体の基本的な選び方を先に確認したい人は、こちらも参考にしてください✨️
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ダブルス用パドルは、なぜ選び方が違うのか?
シングルスでは、サーブ・リターン・パッシングショット・広い範囲の守備など、パワーやリーチが活きる場面が多くなります。
一方、ダブルスでは4人がネット際に集まりやすく、短い距離でのボレー戦になりやすいのが特徴です。
このとき重要になるのが、次の3つです。
- 構えた位置からすぐにパドルを出せること
- 芯を少し外しても面がぶれにくいこと
- 強い球を無理に打ち返さず、キッチン付近へ落とせること
特に、相手の速い球を抑えて返すブロックや、相手の攻撃を利用して返すカウンターでは、パドルの扱いやすさがミスの数に直結します。
ダブルス用ピックルボールパドルを選ぶ6つの基準
1. 重さは約215〜230g前後を基準にする
ダブルスでは、軽すぎても重すぎても扱いにくくなります。
軽いパドルは切り返しやすい反面、相手の速いボールに押し負けたり、ブロック時に面がぶれたりしやすくなります。
逆に重すぎるパドルは、安定感や押し込みやすさはありますが、キッチンでの連続ボレーやとっさのバックハンドに遅れやすくなります。
迷った場合は、約215〜230g前後の中量級が無難です。
| 重さの目安 | 向いている人 |
|---|---|
| 約205〜215g | 手首や肘への負担を抑えたい人、操作性を最優先したい人 |
| 約215〜230g | ダブルス初心者〜中級者、安定感と操作性を両立したい人 |
| 約230〜240g | カウンターやブロックの強さもほしい人 |
| 約240g以上 | パワー重視の人、重いパドルに慣れている人 |
なお、同じ重量でも、先端が重いパドルは実際より重く感じやすくなります。
速い展開で振り遅れる場合は、重量だけでなく、ヘッドヘビーすぎないかも確認してください。



パドルの重さを微調整したい上級者は、こちらも参考になります💡
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2. 形状はスタンダード型・ワイド型・ハイブリッド型が使いやすい
ダブルスでは、面の広さとスイートスポットの広さが重要です。
特にネット際では、毎回きれいな打点で打てるわけではありません。
足元へのボール、詰まったボレー、急なカウンターなどでは、芯を少し外しても返しやすいパドルが役立ちます。
そのため、ダブルス中心なら次の形状が候補になります。
| 形状 | ダブルスでの特徴 |
|---|---|
| スタンダード型 | 面が広く、扱いやすい。初心者にもおすすめ |
| ワイド型 | 横方向の安定感があり、スイートスポットも広め |
| ハイブリッド型 | リーチ・操作性・面の広さのバランスが良い |
| エロンゲート型 | リーチは長いが、扱いに慣れが必要 |
エロンゲート型は、リーチの長さや攻撃力を活かせる形状です。
ただし、ダブルス初心者が「長いほうが強そう」という理由だけで選ぶと、キッチンでの切り返しや芯の広さに不満を感じることがあります。



形状ごとの違いは、こちらで詳しく解説しています!
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3. 厚さは14〜16mm前後から選ぶ
ダブルスでは、厚さもかなり重要です。
薄いパドルは弾きが良く、速いボレーやカウンターで攻撃しやすい傾向があります。
一方で、厚めのパドルは打球を収めやすく、ディンク・リセット・ブロックなどで安定感を出しやすいのが特徴です。
| 厚さ | 向いている人 |
|---|---|
| 13mm前後 | 攻撃力、速いカウンター、パワーを重視したい人 |
| 14mm前後 | 攻守のバランスを取りたい人 |
| 16mm前後 | ディンク・ブロック・安定感を重視したい人 |
ダブルス初心者や、ミスを減らしたい人は、まず16mm前後から試すと失敗しにくいです。
一方で、すでにキッチン戦に慣れていて、カウンターやスピードアップで主導権を取りたい人は、14mm前後も有力な選択肢になります。


4. 重さだけでなく、面の安定感も見る
ダブルスでは、パドルの中心を外したときに、どれだけ面がぶれにくいかも重要です。
たとえば、相手の強いボレーを受けたときに、パドル面が押し込まれたり、横にねじれたりすると、ボールが浮きやすくなります。
この安定感は、単純な重量だけでは決まりません。
- パドルの重心位置
- フレーム周辺の構造
- スイートスポットの広さ
- コアの設計
- ヘッド部分の安定性
なども影響します。
試打する場合は、ドライブを強く打つよりも、次のような場面で確認するのがおすすめです。
- 足元への速いボールをブロックする
- バックハンド側でカウンターする
- 芯を少し外したボレーを打つ
- ディンクから急に速い展開へ切り替える



パドルのコア素材については、別記事で詳しく解説しています💡
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5. グリップは、両手バックハンドを使うかで選ぶ
グリップは、ダブルスでの反応速度やバックハンドの打ちやすさに関わります。
片手バックハンド中心なら、標準的な長さのグリップでも問題ありません。
一方、両手バックハンドでリターン・ドライブ・カウンターを打ちたい人は、長めのグリップを選ぶと握りやすくなります。
| プレースタイル | グリップの目安 |
|---|---|
| 片手バックハンド中心 | 標準的なグリップ |
| 両手バックハンドを多用する | 長めのグリップ |
| 手が小さい・握力に不安がある | 太すぎないグリップ |
| 手汗で滑りやすい | オーバーグリップで調整 |
グリップの太さは、最初から太すぎるものを選ぶより、少し細めをベースにしてオーバーグリップで調整するほうが失敗しにくいです。



ピックルボールパドルの正しい構え方や、グリップテープの交換タイミングも確認しておくと、より扱いやすくなります💡


6. フェイス素材は最後に比較する
パドル選びでは、カーボン・グラスファイバー・ケブラーなどのフェイス素材に注目しがちです。
ただし、ダブルス用パドルを選ぶ場合、素材だけで決めるのはおすすめしません。
そのため、優先順位としては次の順番がおすすめです。
- 重さと操作性
- 形状とスイートスポット
- 厚さと打球感
- 面の安定感
- グリップ
- フェイス素材・表面加工



素材の違いを詳しく知りたい人は、こちらを参考にしてください♪
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フェイス加工やスピン性能については、こちらの記事で詳しく解説しています✨️
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ダブルスのプレースタイル別|おすすめのパドル方向性
ミスを減らして安定して勝ちたい人
ディンク、ブロック、リセットを安定させたい人は、次のようなパドルが向いています。
- 16mm前後
- 約215〜230g
- スタンダード型またはワイド型
- 極端なヘッドヘビーではないもの
- 広めのスイートスポット
特に、ディンク戦で浮き球が多い人や、相手の速い球をネットにかけやすい人は、パワーより安定感を優先したほうが上達しやすいです。


カウンターやボレー戦で攻めたい人
キッチンで積極的にカウンターを狙いたい人は、操作性と安定感を両立したモデルが向いています。
- 14mm前後
- 約220〜235g
- スタンダード型またはハイブリッド型
- 面がぶれにくい設計
- 速いボールでも振り遅れにくいバランス
ただし、薄いパドルに変えたからといって、急にカウンターが上手くなるわけではありません。
速い球に対しては、パドルを大きく振るよりも、コンパクトに面を合わせる技術が重要です。


ドライブやサードショットで主導権を取りたい人
後衛からドライブを打ち、相手を下げたり、浮き球を作ったりしたい人は、少し攻撃寄りのパドルも候補になります。
- 13〜14mm前後
- 約225〜235g
- ハイブリッド型またはエロンゲート型
- 十分なスイートスポットがあるもの
- 振り抜きに違和感がないもの
ただし、ダブルスではドライブだけでポイントを取るよりも、その後にキッチンへ進み、次のボールをどう処理するかが重要です。




ペアと同じパドルを使う必要はある?
結論からいうと、ペアと同じモデルを使う必要はありません。
右利き同士のダブルスでも、左側の選手と右側の選手では、求められる役割が変わることがあります。
たとえば、積極的に中央のボールを取りにいく選手は、カウンターやオーバーヘッドを打ちやすいパドルが合う場合があります。
一方で、安定してディンクをつなぎ、相手の攻撃を抑える役割の選手は、コントロール性と面の安定感を優先したほうが良いケースもあります。
大切なのは、同じパドルを使うことではなく、お互いが自分の役割を果たしやすいパドルを選ぶことです。




ダブルス用パドルを試打するときの確認ポイント
試打する機会があるなら、ドライブだけを打って決めるのは避けましょう。
ダブルスを想定して、次の順番で確認すると違いが分かりやすいです。
- キッチンでフォア・バックの連続ボレー
- 相手の速い球をブロック
- ディンクを10球以上続ける
- 足元へのボールを返す
- サードショットドロップを打つ
- カウンターやスピードアップを試す
このときに、「強く打てるか」よりも、「苦しい体勢でも返せるか」を重視してください。
ダブルスでは、気持ちよく打てるパドルよりも、苦しい場面でミスを減らせるパドルのほうが結果につながりやすいです。
大会に出るなら公認状況も確認する
大会に出る予定があるなら、購入前にパドルの認証状況を確認しましょう。
特に海外ブランドや新モデルは、販売開始直後に認証情報が分かりにくい場合もあります。



大会によって使用可能な認証基準は異なるため、必ず主催者の募集要項を確認してください⚠️





最新モデルから探したい人は、こちらも参考になります✨️
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まとめ|ダブルス用パドルは「攻撃力」より「扱いやすさ」を優先しよう
ダブルス用のピックルボールパドルを選ぶときは、次の6つを意識すると失敗しにくくなります。
- 重さは約215〜230g前後を基準にする
- 形状はスタンダード型・ワイド型・ハイブリッド型が無難
- 厚さは14〜16mm前後から選ぶ
- 重量だけでなく、面の安定感も確認する
- 両手バックハンドを使うならグリップ長も重視する
- 素材や表面加工は最後に比較する



迷ったときは、16mm前後・中量級・広めのスイートスポットを持つパドルから選ぶのがおすすめです💡



ダブルスでは、派手な1本よりも、キッチンで安定して返せる1本のほうが、長く使いやすくなります♪








