ピックルボールはファーストサーブのみ?セカンドサーブは無い?打ち方やコツ、禁止行為もわかりやすく解説

ピックルボールの勉強をしてる子猫
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ピックルボールのファーストサーブとは?

ピックルボールにおけるファーストサーブは、「ラリーを始めるための唯一のサーブ機会」です。

テニスのように“1st サーブが失敗したら 2nd サーブ”という救済はなく、一発勝負

そのため “コートに入れる確率” と “攻めの配球” をどう両立させるかがサーブ巧者への第一歩です。

またダブルスでは、サイドアウト後に“First Server/Second Server” が存在しますが、これは「どちらが先に打つか」の区別を示す呼称であり、テニスの1st・2nd サーブとは別物です。

ピックルボールにセカンドサーブは無い?

  • サーブ権は各プレーヤーに 1 回だけ
    fault(ネット・アウト・フットフォルト等)を犯した瞬間にサーブ権が相手へ移行します。
    PPAツアー公式ブログも “Only one serve attempt is allowed per server.” と明記】
  • ダブルス開始時が “0‑0‑2” になる理由
    試合最初のサービング・チームだけは片方(Second Server)しかサーブできず、いきなり 2 番手から始まるためスコアコールが “‑‑2” でスタート。先攻側の有利を薄めるためのバランス調整です。

ピックルボールのサーブの打ち方の種類

スクロールできます
サーブ名概要メリット注意点
ボレーサーブ(Volley Serve)ボールをバウンドさせずに、手から落とした直後に打つ伝統的スタイル・テンポが速い
・狙ったコースに運びやすい
腕は必ず上向き軌道
インパクトはウエストより下
パドルヘッドは手首より低く
ドロップサーブ(Drop Serve)一度コートに落としてから打つ。2021年から正式採用・初心者でも高さを揃えやすい・リズムが崩れやすい
手放し後に故意のスピンや投げ上げは禁止

ピックルボールのサーブの打ち方のコツ

  1. 深く刺すイメージを持つ
    ベースラインの 30 cm 内側を狙うと相手のリターンを浮かせやすい。高さはネット+20 cm を目安に。
  2. “セット→ポーズ→ヒット” のルーティンを固定
    スコアコール後に毎回同じ秒数で打つと緊張場面でもフォームが崩れにくい。
  3. 膝を曲げて“下から上”へ押し込む
    ボレーサーブは下半身の伸展力で自然な“上向きアーク”を作ると失速しづらい。
  4. ドロップサーブは“バウンド頂点でミート”
    最高到達点直後を叩くとバウンドの勢いを利用でき、ミスが激減。
  5. スピンはインパクト後に付ける
    2025 ルールでリリース時の人工スピンが禁止されたため、スライスやトップスピンは打球時にパドル面で掛けるのが正解。

ピックルボールのサーブの注意点(禁止行為)

ルール項目NG 例ペナルティ
フットフォルト①ベースラインを踏む
②サイド/センターライン外に足が出る
即 Fault → 相手にサーブ権
腰より上でのインパクト胸の位置で打つ“スマッシュサーブ”Fault(審判が確信すれば即失点)
パドルヘッドが手首より高いテニスのスナップサーブのような動作同上
リリース時のスピン操作“チェーンソーサーブ”や指ではじいて回転を加える行為Fault/リプレイ判定。スピンは打球時のみ許容
クイックサーブスコアコール完了前、または相手が “Not ready” コール中に打つサーブやり直し、故意なら警告 (2025改訂)
誤ったサーバー/位置からのサーブパートナーが順番を間違える、左右コートを取り違えるポイント没収(相手に得点)またはサイドアウト(サーブ権喪失)

最後に

ピックルボールのサーブは「入れるだけ」でも「攻めるだけ」でも不十分。

ルールに沿ったフォーム狙いを持ったコース取りを両立させてこそ、ラリーの主導権を握れます。

ボレーサーブでプレッシャーをかけるも良し、ドロップサーブで確実にキッチン奥へ運ぶも良し。

自分のスタイルに合わせて磨きをかけ、“一球入魂” の精神でコートに立ちましょう。

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