ピックルボールでカットサーブは禁止?ルール違反にならない打ち方やコツも解説

ピックルボールでカットサーブを打とうとする子猫
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ピックルボールのカットサーブとは?

“カットサーブ”は、インパクト時にボールの下側を斜めにこすって逆回転(スライス)をかけるサーブです。

バウンド後に球足が沈み、相手のリターンタイミングをずらせるのが最大の魅力。

注意点ですが2025 年版公式ルールでは、リリース時にボールへ人工的にスピンを与える行為は禁止されています。

「落とす(ドロップ)→打つ」前に指やパドルでボールをひねらない限り、カットサーブ自体は合法です。

ピックルボールのカットサーブの打ち方やコツ

  • ドロップサーブから始めると安心
  • 高いパドルスタート → 下へ“削る”
  • フェース角は 30–45° 開く
  • 前方でインパクトし、フォロースルーは前へ
  • フットワークでリズムを作る

ドロップサーブから始めると安心

ドロップサーブは「バウンド後に打つ」方式なので、パドル位置や振り上げ角度の制限を受けません。

まずはドロップサーブでカット軌道を覚えると、フォルトの不安を減らせます。

紛らわしいですが、ピックルボールのドロップサーブとドロップショットは別物です!

高いパドルスタート → 下へ“削る”

パドルヘッドを耳の高さまで構え、上から下へ“チーズおろし”のイメージでボール表面を削ると自然に逆回転が生まれます。

フェース角は 30–45° 開く

ややオープンフェースにすることで、スライス量とネットクリアを両立。

開きすぎるとフロートしてアウト、閉じすぎるとネット直撃。パドル面は“小さな鏡で空を映す”角度が目安です。

前方でインパクトし、フォロースルーは前へ

体の前で捉え、スイングを途中で止めず“前へ押し出す”ようにフォロースルー。

回転+推進力が乗り、バウンド後にスーッと滑る伸びるサーブになります。

フットワークでリズムを作る

サーブ直後に次のショットへ備えるため、着地はベースライン外側

足を止めずに小さくステップバックすると構え直しがスムーズです。

ピックルボールのカットサーブの注意点(禁止行為)

  1. リリース=無回転が鉄則
    ボールを手放す瞬間にスピンをかけたり、パドルで“すくい上げる”動作はフォルト対象。相手に怪しまれないよう、胸の高さでそっと落とすだけに留めましょう。
  2. ボレーサーブなら「上向きスイング」義務
    バウンドさせずに打つ場合は、パドルが手首より上にならず、かつ上方への弧を描くスイングが必須。カットに集中するあまり真横に振ると違反を取られます。
  3. ベースラインを踏まない
    インパクトの瞬間、両足ともベースラインより後ろに残ることを忘れずに。ラインタッチは即フォルトです。
  4. 球質の“見せすぎ”に注意
    スライスは慣れた相手には読みやすくなるもの。球速・コース・回転量を毎回微調整し、「同じフォームから別球種」を織り交ぜると効果が長持ちします。

最後に

ピックルボールのカットサーブは“変化球”というより“刺客”。

ルールを守りながらスパイスとして投入すると、レシーブ側に嫌なプレッシャーをかけられます。

基礎フォームを固め、回転量を少しずつ上げていけば、あなたのサービスゲームは一段とキレ味を増すはずです。

コートで試して、ぜひ自分だけの“毒入りスライス”を磨いてみてください!

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