ミズノ製ピックルボールパドルは存在する?
結論から言うと、2025年現在ミズノ(MIZUNO)からピックルボール用のパドル(ラケット)は発売されていません。
主要なピックルボールパドルメーカーの一覧にもミズノの名前は含まれておらず、現時点でミズノ製パドルのラインナップは存在しない状況です。
したがってモデル名やスペック、価格、販売店情報もミズノ製パドルについては提示できません。
もし「ミズノのピックルボールラケットが欲しい」と思って探している場合、残念ながら現在は見つからないということになります。

まじか😭できればMIZUNOのピックルボールラケットがほしかった・・



もし海外製ではなく日本製のピックルボールパドルを探してるなら、ヨネックスのピックルボールパドルがおすすめだよ!
例えば、日本企業ではヨネックス(YONEX)が2024年7月下旬に自社開発のピックルボールパドル「EZONE」「VCORE」を発売し、国内市場に本格参入しています。


また海外ブランドではJOOLA(ヨーラ)やSelkirk(セルカーク)、Franklin(フランクリン)など数多くのメーカーがパドルを展開しています。


ミズノはこうしたピックルボールパドル市場にはまだ参入していないため、ミズノブランドのピックルボールパドルを比較検討することはできない状況です。
※ミズノ公式オンラインストア上にも「ピックルボール」カテゴリが用意されていますが、2025年現在そこで販売されているのはシューズやアクセサリー類が中心で、肝心のパドルは取り扱っていません(後述するようにミズノはシューズ分野でピックルボール市場に関与しています)。
ミズノのピックルボール市場参入:時期と背景
ミズノはピックルボール用具そのもの(パドル)の発売こそ行っていませんが、ピックルボール市場には既に参入し始めています。
参入の形態としては、大きく分けて「競技普及活動(プレー環境の提供)」と「関連商品の展開」の2つがあります。
施設での競技普及・イベント開催
ピックルボールは2020年代半ばから日本でも注目度が急上昇しており、ミズノはまず自社が運営するスポーツ施設で体験会や講習会を開催する形でこの新スポーツに対応し始めました。
実際、ミズノグループは全国27か所以上の施設でピックルボールの体験会・ゲーム会を開催しています。
これは「やってみたいけどどこでできるの?道具も持っていない…」という初心者に向けて、ミズノが場所と機会を提供している取り組みです。
こうしたイベントでは日本ピックルボール協会公認の有資格コーディネーターがルール指導からラリーの相手までサポートしてくれるため、初心者でも安心して参加できる内容になっています。
ミズノはこのように施設運営の面でピックルボールの普及に早くから着手しており、2024年末時点では一部施設で試験的に始まっていたイベントが、わずか半年ほどで全国規模に拡大した形です。
ピックルボール向け商品の展開(シューズ類)
用具面では、ミズノはまずシューズ分野からピックルボール市場に参入しました。
ミズノは長年培ってきたテニスシューズ開発の知見を活かし、2025年前後に「ピックルボール用」としてコートシューズの新モデルを投入しています。


具体的には「Wave Exceed Light 2 AC Wide(ウェーブエクシード ライト2 AC ワイド)」や「Wave Phantom 3 NB(ウェーブファントム3 NB)」といったモデルで、ピックルボールプレーヤーのニーズに合わせた軽量性・快適性を打ち出したシューズです。
Wave Exceed Light 2 AC
幅広の足にも対応する軽量モデルで、男性用で約290g、女性用で約250gと非常に軽いのが特徴です。
ミズノ独自の“MIZUNO ENERZY”フォームや“PoWnCe”素材を用いたミッドソールによりクッション性と反発力を両立し、ハードコート上で優れたグリップと耐久性も発揮します。
従来のテニスシューズと比べてもスマートフォン1台分以上も軽量で、「重たい靴で動きが鈍くなる…」という悩みを解消してくれるシューズになっています。
Wave Phantom 3 NB
安定性とサポート性能を重視したモデルです。重量は上記Light 2よりわずかに増しますがそれでも約270gと軽量で、ミッドソールに埋め込まれた「Waveプレート」によって横方向の安定性(急な方向転換時の踏ん張りなど)を強化しています。
通気性に優れたエアメッシュのアッパーや土踏まずを支える設計で足の疲労を軽減し、長時間のプレーでも快適さを保てるのが特徴です。
これらのシューズは「ピックルボール用シューズ」としてミズノが公式に打ち出したもので、まさに「ミズノがピックルボール市場に本格参入した」ことを示す製品群と言えます。
実際オーストラリアのピックルボール専門サイトも「ミズノがついにピックルボール界に本格参入した」と報じており、同社の新ラインナップ(Wave Exceed Light 2 ACやWave Phantom 3 NB)はピックルボール愛好家向けに特化されたものだと紹介されています。
つまりミズノは現段階ではパドルよりもコート用フットウェア(シューズ)やアパレル面でピックルボール市場に参入している形です。
参考:Pickleball Shoes(Mizuno公式サイト)


ミズノのピックルボールパドル(ラケット)情報のまとめ
まとめると、ミズノはピックルボール用パドルそのものは未発売ですが、施設でのイベント開催や専用シューズの投入を通じて、この急成長スポーツに関与し始めています。
今後ピックルボール人気のさらなる拡大次第では、ミズノからオリジナルパドルが発売される可能性もゼロではありませんが、少なくとも現時点ではパドルのラインナップは存在しないため、ミズノ製ラケットをお探しの方はご注意ください。
もしミズノブランドでピックルボールを楽しみたい場合は、同社の軽量シューズや動きやすいウェアを活用しつつ、パドルは他ブランド品を選ぶのが現状では現実的と言えるでしょう。



