Spartus(スパルタス)のピックルボールパドルの特徴や料金

Spartus(スパルタス)とピックルボールパドルと犬猫
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Spartus(スパルタス)のピックルボールパドル一覧

Spartusはアメリカ・カリフォルニア発のピックルボール用パドルブランドで、最先端の研究開発による高性能パドルを「Performanceシリーズ」として展開し、さらに手頃な価格でハイパフォーマンスを提供する「Apexシリーズ」も揃えています。

  • Performanceシリーズ(高性能フラッグシップモデル)
    • Olympus(オリンパス)– Spartusの最上位モデル
    • Apollo(アポロ) – 高性能ながら価格を抑えたワイドボディモデル
  • Apexシリーズ(手頃な価格のハイパフォーマンスモデル)
    • Oracle APEX(オラクル。通称「Apollo 2.0」) – Apolloの後継となる最新モデル
    • Odyssey APEX(オデッセイ) – 汎用性の高いハイブリッド形状モデル
    • Orion APEX(オリオン) – エロンゲート(細長)形状のパワーモデル

Spartus(スパルタス)のピックルボールパドルの特徴

各モデルごとの主な特徴やスペックをまとめます。

それぞれ素材や重さ、形状によるプレースタイルへの適性に違いがあります。

Olympus(オリンパス)

Spartusの旗艦モデル。14mmの薄型コアを採用したエロンゲート形状(全長約16.35インチ/41.5cm)で、高いパワーとコントロール性能を両立したハイブリッドパドルです。

表面素材は東レT700カーボンファイバーとグラスファイバーの複合フェイスで、強烈なボールスピードと独特の打球音を生み出します。

強打時の反発力が非常に大きい一方、独自のAscension Core™とPhalanx System™技術により打球の安定性や許容性も確保されています。

その完成度の高さから、2024年の「パワーパドル・オブ・ザ・イヤー」など複数の年間ベストパドル賞を海外の専門メディアから受賞しています。

平均重量は約8.0オンス(約226g)で、パワープレーヤーからオールラウンドに使いこなしたい上級者まで幅広く支持されるモデルです。

Apollo(アポロ)

16mm厚のコアを持つワイドボディ(幅約8インチ/20.3cm)形状のパドルで、コントロール性とスピン性能に優れたモデルです。

ピックルボール界初の100%ケブラー(アラミド繊維)製フェイスを採用しており、摩擦係数が高くスピン量は2300RPM以上とトップクラスです。

スウィングウェイトがわずか108と非常に軽く設計されているため振り抜きが速く、ネット際から強烈なフリックやロールショットを放つことができます。

また、ねじれ剛性(ツイストウェイト)も7.5と高く、フェイス全面にわたってスイートスポットが広がっているため、多少オフセンターでヒットしても安定したリターンが可能です。

エッジ周囲に発泡素材を注入したフル・サーモフォーム構造により、ドライブやサーブに必要な反発力を生み出しつつ、ブロックやリセット(守備的ショット)では柔らかな打感でコントロールしやすく仕上がっています。

性能の割に価格が抑えられており、「最高のコストパフォーマンスで最高の性能を届ける」というSpartusのミッションを体現したモデルでもあります。

初中級者がコントロール性を求めて使うにも適しており、上達を目指すプレーヤーから高い評価を得ています。

Oracle APEX(オラクル・エーペックス)

Apolloの実質的な後継モデルで、「Apollo 2.0」とも称されています。

16mm厚コアのワイドボディ形状はApolloとほぼ同じですが、フェイス素材はカーボンファイバー+グラスファイバーの複合に変更され、Apolloとほぼ同等の性能を価格半分で実現したのが最大の特徴です。

実際、公式説明でも「OracleはApolloを置き換える存在で、わずかにパワーが向上し価格は半分」とされています。

平均重量は約8.0オンスで、スピン性能も2100RPM以上とトップクラスをキープしています。

Apexシリーズ共通の新開発BOOST CORE™(ブラックポリマー素材の蜂の巣コア)により反発力と耐久性が向上し、Phalanx System™と呼ばれる特殊ジェルでフレーム周辺の安定性を高めているため、耐久性・コントロール面にも優れます。

あえてサーモフォーム加工は施さず(非サーモフォームフェイス)、代わりに複合素材のフェイス構造でパワーと回転性能を発揮する設計になっています。

高性能パドルをより手頃な価格で試してみたいプレーヤーに最適な一本です。

Odyssey APEX(オデッセイ・エーペックス)

Apexシリーズの中核となるバランス型モデルです。

16mmコアや素材構成はOracleと同様ですが、全長約16.25インチ/幅7.75インチとわずかに細長いハイブリッド形状を採用しています。

そのためスウィングウェイトはOracleよりわずかに大きく(約113)、スイートスポットはややコンパクトになりますが、リーチの長さとパワーの増加というメリットがあります。

平均重量は約8.0オンスで、操作性と安定感のバランスに優れるため、パワーとコントロールの両方を求めるオールラウンドプレーヤーに向いたモデルです。

Apexシリーズ共通のBOOST CORE™やPhalanx System™による高い耐久性・安定性はもちろん、適度なヘッドの重さがあるためドライブショットでしっかりとボールを押し込める反面、コントロールも失いにくい絶妙な調整がされています。

初級~中級者がステップアップ用に使う一本としても、扱いやすさと性能のバランスが光るモデルと言えるでしょう。

Orion APEX(オリオン・エーペックス)

シリーズ最長の全長約16.5インチ/幅7.5インチのエロンゲート形状を持つモデルで、Apexシリーズ中もっとも攻撃的な性能を備えています。

グリップ長も約5.87インチ(約15cm)と長めに設計されており、両手打ちのバックハンドやテニス経験者にも違和感のない握り心地です。

細長い形状ゆえにヘッドに重量が分布するためスウィングウェイトは大きく(シリーズ最大の121)なり、一発の強打やスマッシュで圧倒的な威力を発揮します。

一方でツイストウェイト値は6.0と低めで、スイートスポットは狭くミスヒットにはシビアですが、これは言い換えれば上級者向けの尖ったパワーパドルであることを意味します。

平均重量自体は約8.0オンスと標準的ながら、ヘッドヘビーな感触と相まってシングルスでのプレーや攻撃的なダブルススタイルにうってつけのモデルです。

もちろんApexシリーズの他モデル同様に基本性能(スピン性能約2100RPM、耐久性・安定性など)は非常に高く、ハードヒッターが思い切り振り抜いても応えてくれる剛性感があります。

※ 用語補足: 「サーモフォーム」とは加熱成型によってフェイスとエッジ一体構造を強化する技術ですが、近年一部パドルで問題となった表面剥離(デラム)のリスクを高める場合があります。

SpartusはApexシリーズで意図的に非サーモフォームとすることで耐久性を優先しつつ、他の工夫で同等のパワーを実現しています。

Spartus(スパルタス)のピックルボールパドルの料金

米国公式サイトでの各モデルの販売価格は以下の通りです(※2025年時点、USD表示。換算は1ドル=150円で計算)。

  • Olympus – $199.99(約30,000円)
  • Apollo – $129.99(約19,500円)
  • Oracle APEX – $69.99(約10,500円)
  • Odyssey APEX – $69.99(約10,500円)
  • Orion APEX – $69.99(約10,500円)

最後に

Spartus(スパルタス)のピックルボールパドルは、高い技術力と革新的な素材選定によって「パフォーマンスと価値の最大化」を追求しており、上位モデルから手頃なシリーズまで幅広い層のプレーヤーをカバーしています。

実際にOlympusやApolloの登場によって、高価格帯モデルに匹敵する性能をより求めやすい価格で手にしたプレーヤーも多く、米国では発売後すぐに完売が相次ぐ人気ぶりでした。

Spartusはまだ日本国内では馴染みが薄いかもしれませんが、その「妥協なき性能」と「驚きのバリュー」を武器に、ピックルボール界で急速に存在感を高めています。

もしパドル選びで「性能も価格も譲れない!」という方がいれば、Spartusのラインナップはきっと有力な選択肢になるでしょう。

あなたもSpartusのパドルを手に、「Chase Greatness(偉業を追求せよ)」というブランドスローガンのもと、さらなる高みを目指してみてはいかがでしょうか✨️

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