ピックルボールの大会に出場するとき、意外と見落としやすいのが使用するボールです。
ピックルボールのボールは、どれも同じような穴あきのプラスチックボールに見えます。
しかし、種類によって、
- ボールの速さ
- 打球感
- バウンドの高さ
- コントロールのしやすさ
- 風の影響
- 割れやすさ
などが異なります。
結論からいうと、すべての大会に共通する1種類の公式球があるわけではありません。


大会に出場する予定がある人は、USAP承認の有無だけで判断せず、大会要項に記載されたメーカー・モデル・カラーまで確認しましょう!



ピックルボールのボールを通常の練習用として探している人は、先にピックルボールのボールの選び方完全ガイドをご確認ください💡


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ピックルボールの公式球とは?


ピックルボールで使われる公式球には、主に次の3つの考え方があります。
| 種類 | 意味 |
|---|---|
| USAP承認球 | USA Pickleballの規格試験を通過し、承認ボールリストに掲載されたボール |
| 大会公式球 | 特定の大会で主催者が使用球として指定したボール |
| プロツアー公式球 | PPAツアーやMLPなどが独自に採用したボール |
USAP承認球と大会公式球は、同じ意味ではありません。
USA Pickleball公認大会では、承認ボールリストに掲載された製品の中から、トーナメントディレクターが使用球を選びます。
一方、日本国内の大会では、主催団体や会場によって使用球が異なります。
体育館では屋内向けのFranklin X-26、屋外コートではFranklin X-40などが使われることがありますが、すべての大会で共通しているわけではありません。



日本のピックルボール大会の公式球は、日本で開催されるピックルボール大会のスケジュール一覧から確認できます💡



USA Pickleballの役割や承認制度については、USAPとは何かを解説した記事も参考にしてください✨️




ピックルボールの公式球に定められている規格
2026年のUSA Pickleballルールブックでは、ボールについて次の条件が定められています。
- USA Pickleballが設計を承認している
- 単一の色で作られている
- メーカー名やロゴが表面に表示されている
- 耐久性のある素材で成形されている
- 表面が滑らかで、意図的な凹凸加工がない
- 継ぎ目が飛行特性へ大きな影響を与えない
| 規格項目 | USAPの基準 |
|---|---|
| 直径 | 2.87~2.97インチ |
| 直径の目安 | 約72.9~75.4mm |
| 重量 | 0.78~0.935オンス |
| 重量の目安 | 約22.1~26.5g |
| バウンド | 30~34インチ |
| バウンドの目安 | 約76.2~86.4cm |
| 穴の数 | 26~40個 |
| 表面 | 滑らかで意図的な凹凸がないこと |
| 色 | 識別表示を除いて単色 |
バウンド試験は、約198cmの高さから規定の御影石へ落とし、ボール上部までの跳ね返りを測定します。
単に直径や重量が規格内であれば、大会で使えるわけではありません。
USA Pickleball公認大会で使用するには、完成した製品として試験を通過し、現在のApproved Ball Listに掲載されている必要があります。
ピックルボール大会で使われる代表的なボール
大会や競技イベントで使用実績がある代表的なボールを紹介します。
Franklin X-40
Franklin X-40は、40個の穴が開いた屋外向けのピックルボールです。
USA PickleballのApproved Ball Listには、Franklin SportsのX-40 Performance Pickleballが屋外用ボールとして掲載されています。



ただし、Franklin X-40がすべての屋外大会で使われるわけではありません!



大会へ出場する場合は、必ず使用球を確認してください⚠️


Franklin X-26
Franklin X-26は、体育館やインドアコートで使われることが多い26穴のボールです。
USA Pickleballの承認ボールリストにも屋内用として掲載されています。



X-40よりも穴が大きく、打球感やスピード感も異なります



普段はX-40を使っている人でも、体育館大会へ出場する場合はX-26で事前に練習しておくと、サーブやリターンの距離感を合わせやすくなります✨️


JOOLA HC-40
JOOLA HC-40は、JOOLAが展開する40穴のハードコート向けピックルボールです。
穴をできるだけ等間隔に配置した独自構造と専用のポリマー素材を採用しており、安定した飛行やバウンド、形状の維持、耐久性を重視して設計されています。


KPIで開催される大会への出場を予定している人は、普段の練習からJOOLA HC-40を使用しておくことで、試合当日の飛び方やバウンドの違いに対応しやすくなります。


LT Pro 48 Pickleball
LT Pro 48 Pickleballは、均等に配置された48個の穴を持つ競技向けボールです。
2025年からPPAツアーの公式球に採用され、2026年にはMLP(Major League Pickleball)の公式球にも採用されました。


ただし、現行のUSA Pickleball Equipment Standards Manualでは穴数が26~40個と定められています。
そのため、LT Pro 48はUSAP承認大会の規格と、PPAツアーやMLPが採用する独自の競技基準を分けて考える必要があります。



プロツアーで使われているボールだからといって、すべてのUSAP公認大会で使用できるわけではありません!


ピックルボールの公式球は大会前に確認する
大会へ出場するときは、次の項目を確認してください。
大会要項に記載されたモデルを確認する
Franklinとだけ記載されていても、X-40とX-26では使用感が大きく異なります。
次の情報まで確認するのが理想です。
- メーカー
- モデル名
- 屋内用または屋外用
- カラー
- 穴数



大会要項に記載がなければ、主催者へ問い合わせましょう!


同じボールで事前に練習する
ボールが変わると、サーブ、リターン、ドライブ、ドロップの距離感も変わります。
特に大会直前に初めて使うボールでは、普段通りの力加減でもアウトやネットが増える可能性があります。



大会球が分かったら、数回は同じボールで練習しておくのがおすすめです!


カラーも確認する
ピックルボールの公式規格では、識別表示を除き、ボールは単色であることが求められています。
ただし、使用するカラーは大会や会場によって異なります。



黄色いボールで練習していても、大会球が緑色になれば、背景や照明との組み合わせによって見え方が変わります



モデルだけでなく、可能であれば同じカラーで練習しましょう💡
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ピックルボールのボールを交換するタイミング
ピックルボールは消耗品です。
使用回数だけで寿命を判断するのではなく、実際の状態を確認しましょう。
次の症状が出たボールは交換が必要です。
- 表面に亀裂が入っている
- 穴の周囲が割れている
- ボールが楕円形に変形している
- 回転させると大きくぶれる
- バウンドが明らかに低い
- 打球音が以前と大きく異なる
- 一部がやわらかく潰れている
変形したボールを使い続けると、不規則なバウンドや飛行が発生し、正しい練習になりません。
寒い環境では素材が硬くなり、強い衝撃で亀裂が入りやすくなります。
反対に暑い環境では、ボールがやわらかくなり、バウンドや打球感が変化することがあります。



保管するときは、直射日光が当たる場所や、極端に暑い車内などを避けましょう!⚠️




初心者はどのピックルボールを選べばいい?
初心者がボールを選ぶときは、主にプレーする場所を基準にしてください。
体育館でプレーする人
体育館やインドアコートが中心なら、Franklin X-26などの屋内向けボールが選びやすいです。
大きな穴が開いたボールは、屋内でコントロールしやすく、初心者のラリー練習にも向いています。


屋外コートでプレーする人
屋外コートが中心なら、Franklin X-40やJOOLA HC-40などの屋外向けボールが候補になります。
風がある環境では、屋内用ボールよりも小さな穴を持つ屋外向けボールのほうが安定しやすい傾向があります。




大会出場を目指す人
大会を目指している人は、一般的な人気よりも大会指定球を優先してください。
普段の練習から大会と同じボールを使うことで、ボールの速さやバウンドに慣れやすくなります。
さらに詳しいピックルボールのボールの選び方は、「ピックルボールのボールの選び方完全ガイド|インドア・アウトドアの違いと失敗しないポイント」で解説しています。



初めて道具をそろえる人は、ピックルボールの初期費用も参考にしてください!



一度試すだけなら、最初から大量のボールを買う必要はありません💡



ピックルボール初心者が買う必要のないものも確認しておくと、無駄な出費を抑えられます✨️




ピックルボールの公式球に関するよくある質問
屋外用ボールを体育館で使ってもいい?
通常の練習で使うことは可能です。
2026年のUSA Pickleballルールでも、承認球は屋内・屋外のどちらでも使用できるとされています。



ただし、体育館では打球が速く感じたり、床との相性によってバウンドが高くなったりすることがあります。



大会では主催者が指定したボールを使用してください。


USAP承認の表示があれば大会で使える?
パッケージの表示だけではなく、現在のApproved Ball Listに製品が掲載されているか確認するのが確実です。
また、承認球であっても、大会が別のボールを指定している場合は使用できません。


日本の公式大会ではどのボールが使われる?
大会によって異なります。
体育館大会ではFranklin X-26、屋外大会ではFranklin X-40などが使われることがありますが、主催者や大会シリーズごとに使用球は変わります。


ボールは何個用意すればいい?
個人練習であれば、最初は3~6個程度でも十分です。
複数人でドリル練習をする場合や、サークルで使用する場合は、12個以上あるとボール拾いの回数を減らせます。
屋外ではボールが割れたり、コート外へ入って回収できなくなったりすることもあるため、予備を用意しておくと安心です。
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まとめ
ピックルボールの公式球は、すべての大会で統一されているわけではありません。
重要なポイントは次のとおりです。
- 大会主催者が指定したボールが、その大会の公式球
- USAP公認大会では承認ボールリスト掲載製品が使われる
- 屋内向けは大きな穴、屋外向けは小さな穴が一般的
- 2026年ルールでは承認球は屋内・屋外のどちらでも使用可能
- 大会前はメーカー、モデル、カラーまで確認する
- 亀裂や変形が見つかったボールは早めに交換する



屋外で練習する人はFranklin X-40の特徴、体育館で練習する人はFranklin X-26の特徴を確認してみてください✨️



どのボールを購入するか迷っている場合は、ピックルボールのボールの選び方完全ガイドで、プレー環境に合うボールを詳しく比較しています💡


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