結論からいうと、ピックルボールの名前の由来としていちばん有力なのは「ピクルボート(pickle boat)」です。
考案者であるジョエル・プリチャードの妻ジョーンが、複数のスポーツの“寄せ集め”で生まれたこの新しい遊びを、寄せ集めクルーが乗る「ピクルボート」になぞらえて“ピックルボール”と名づけた――という家族・協会側の説明が公式史で採用されています。
参考:How did Pickleball get its name?

そもそも、ピックルボールはいつ・どこで生まれた?
ピックルボールは1965年、米ワシントン州ベインブリッジ島で、ジョエル・プリチャード、ビル・ベル、バーニー・マッカラムの3人が、家族で楽しむために手元の道具を組み合わせて始めたのが起源です(バドミントンのコート、卓球のラケット、穴あきプラスチックボール等)。
ピックルボールの名前の由来に関する「2つの説」
- ピクルボート説(公式・有力)
- 犬のピクルズ説(有名だけど後年の誤解)
ピクルボート説(公式・有力)
ジョーン・プリチャードが、寄せ集めのクルーで漕ぐ「pickle boat」を引き合いに出して命名。
スポーツの要素を“混ぜ合わせた”感じが、まさにピクルボートのイメージに重なったという説明です。
犬のピクルズ説(有名だけど後年の誤解)
「ボールを追いかけた家族の犬“Pickles”に由来」という親しみやすい話が広まりましたが、家族側の回想や協会の整理では犬は後から来たため、命名の元ではないとされています。
ピックルボールの語源や由来についての誤解を整理
- 「ピクルス(漬け物)」が語源?
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いいえ。 ここでのpickleは漕艇の「ピクルボート」のpickle。食べ物のピクルスとは無関係です。
- 野球の“ランダウン(pickle)”が由来?
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ちがいます。 ピックルボールの命名は漕艇の言葉にならったものと説明されています。
- それでも犬のピクルズは関係ないの?
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完全に無関係ではありません。 犬は後から家族になり、ゲームの名前から犬に“Pickles”と命名された、と家族は説明しています。
- なぜ「犬説」がこんなに広まったの?
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初期のメディアや周辺の人々の証言で、“犬のほうが話として分かりやすい”ために広く流布した側面がある、と記録されています。加えて共同考案者の1人が犬説に言及したインタビューもあり、楽しい与太話として定着しやすかった――という背景です。現在、協会の公式史ではピクルボート説を主として説明しつつ、犬説が広まった経緯も併記しています。

結論まとめ
ピックルボールの「ピックル」は、“寄せ集めクルーのボート(pickle boat)”が語源。
犬のピクルズは愛されキャラですが、名付けの元ではなく後日談です。

えー!ピックルボールの名前の由来は犬の名前だと思ってた!



ピックルボールの名前の起源は、犬の名前じゃなかったのか・・!!







