Gearbox(ギアボックス)のピックルボールパドル一覧
Gearboxは先進的なカーボン素材一体成型技術(SSTコア)で知られ、用途やプレースタイルに応じた多彩なシリーズのパドルを展開しています。
- Pro Ultimateシリーズ – Gearbox最上位のプロ向けライン。
例:Pro Ultimate Power 14mm, Pro Ultimate Hyper 16mm, Pro Ultimate Elongated 16mmなど - Proシリーズ(Pro Power / Pro Control) – プロ志向の高性能ライン。
例:Pro Power Integra(融合形状), Pro Control Elongated(細長形状)など - GX2シリーズ – 最新の“SST 2.0 CarbonRibCore”を搭載した次世代パドルシリーズ。
例:GX2 Power Elongated, GX2 Power Hybridなど - CX14シリーズ – 厚さ14mmコアのカーボンリブ構造パドル。
例:CX14H(ハイパー形状), CX14E(エロンゲーテッド形状) - CX11シリーズ – 厚さ11mmコアのカーボンリブ構造パドル。
例:CX11 Elongated Power, CX11 Elongated Control (※PowerとControlの2種類の打球感) - GBXシリーズ – Gearbox初のRAWカーボンフェース+ハニカムコア採用の16mm厚パドル。
例:GBX 16mm Elongated - G3シリーズ – Powerbandテクノロジー採用の中上位モデル。
例:G3 Powerband Elongated 16mm - G2シリーズ – 薄型コアで扱いやすく価格を抑えたエントリー向けカーボンパドル
- Gシリーズ(G12/G14/G16) – コア厚別に選べる汎用ライン。
G12(約12mm), G14(14mm), G16(16mm)の3モデル展開 - CP7シリーズ – 初心者~中級者向けのポリプロピレンコア採用モデル。
例:CP7 7.8oz(グリーン), CP7 8.5oz(ブルー) - GH7+シリーズ – 12mmハニカムコアで安定感を高めたミッドレンジモデル。
例:GH7+ 8.0oz(レッド/イエロー), GH7+ 8.5oz(ブルー/グリーン) - G20 – 厚さ20mmという異例の超厚コア採用モデル(安定性・静音性重視)

Gearboxのピックルボールパドル各シリーズの特徴

Gearbox(ギアボックス)のピックルボールパドルの特徴について、各シリーズごと簡潔に解説します。
Pro Ultimateシリーズ
Gearbox最高峰のシリーズで、圧倒的なパワーと精密なコントロール性能を両立したパドルです。
14mm厚モデル(Ultimate Power)から16mm厚モデル(Ultimate Hyper/Elongated)まで揃い、新開発の素材技術や静音構造により、爆発的なエネルギー伝達と上質な打球感を両立しています。
スピン性能を高めるTXR表面グリップ技術や拡大したスイートスポットにより、スピードとタッチショットの双方で卓越した性能を発揮します。
Proシリーズ(Pro Power / Pro Control)
プロ志向ながらUltimateよりやや手頃なシリーズです。
いずれも特許SSTコア(中空カーボンリブ構造)を採用し、耐久性と反発性に優れます。
Pro Powerモデルは強い反発でボールを弾き出すパワフルな打感、Pro Controlモデルは弾きを抑えボールを“止める”ようなソフトな打感が特徴です。
両モデルともパワーとフィネスの調和を目指して設計されており、高剛性カーボンコアが生み出す力強いエネルギー伝達と柔らかなフィーリングを両立しています。
GX2シリーズ
最新世代のテクノロジー“SST 2.0 CarbonRibCore”を搭載したシリーズです。
外観は一見ハニカムコアパドルのようにも見えますが、中身は従来のハニカムコアの4倍の強度を持つカーボンリブ構造で、安定性・耐久性に極めて優れています。
パワーとコントロールの理想的なブレンドを実現し、打球時の応答性が高く、一貫した性能を発揮します。
16mm厚コアから生まれる広いスイートスポットと安定感、そして細長いエロンゲート形状による優れたリーチ性能で、省力で強力なショットが可能です。
また、新しい反発規格(PBCoR)にも適合しており、ブレイクイン後も過剰な反発力に変化しにくいよう設計されています。
CX14シリーズ
厚さ14mmのカーボンリブコアを採用したロングセラーモデルです。
芯厚ゆえの安定性とソフトな打球感が特長で、従来の薄型ハニカムパドルから移行してきたプレーヤーにも扱いやすい設計となっています。
CX14H(Hyper)はクアドラフォーム形状と長めのグリップを組み合わせたユニークなデザインで、ヘッドが小ぶりな分操作性が高く、14mmとは思えない素早い振り抜きを実現しています。
一方CX14E(Elongated)はより細長い形状でリーチを重視したモデルです。
エッジガードのない一体成型フレームによる高い耐久性と、面全体で均一の打感が得られる大きなスイートスポットも魅力です。
CX11シリーズ
厚さ11mmのカーボンリブコアを採用したモデルで、CX14より前世代の高性能ラインです。
コアが薄い分ボール反発が速く, パワフルなショットが打てる一方で、打球感はやや硬めでダイレクトです。
CX11シリーズにはPowerモデル(反発力重視)とControlモデル(コントロール重視)が存在し、それぞれプレースタイルに応じて打感を調整しています。
たとえばCX11 Elongated Powerは強烈なボールの飛び出しとパンチ力が持ち味で、CX11 Elongated Controlはよりソフトな打感でコントロール性とスピン量を高めています(どちらも重量は7.8ozと8.5ozの選択肢あり)。



全体として操作性とパワーに優れたシリーズで、中上級者に根強い人気があります。
GBXシリーズ
Gearbox初の原板カーボン面+ポリプロピレン・ハニカムコア構造を採用した革新的パドルです。
厚さ16mmのポリコアにT-700カーボンの粗面(Raw Carbon)を組み合わせ、昨今主流の高スピンパドルに参入しました。
「Hyper Spin」テクノロジーと「Power1」テクノロジーにより、スイング時に強烈なスピンとパワーを生み出しつつも打感は非常になめらかです。
通常のパドルより高めのスイングウェイト設定でボールに乗せる感覚があり、強打時の一押し(ポップ)が得られる反面、コントロールも損ないません。
さらにエッジ部は熱成型で強化され、Gearboxらしい優れた耐久性と剛性を備えています。
Gearbox契約のトップ選手(ミシェル・エスキベル他)も使用しており、そのプロ品質が窺えます。
総じてスピンとパワー、信頼性を求めるプレーヤーに新基準を示すシリーズです。


G3シリーズ
Powerbandテクノロジーを搭載した中上位モデルシリーズです。
代表モデルの「G3 Powerband 16mm」は、ソフトな打球感、強大なリーチ、万能なコントロール性能を兼ね備えています。
エロンゲーテッド形状の16mm厚コアで設計されており、二本持ちバックハンドにも対応する長めのハンドルと相まって、ベースラインからの強打やネット際でのリセット(守備)、繊細なドロップショットまで自在にこなせます。
Powerband技術によりコア内部のカーボンリブ構造が周囲フレームから浮かせて配置され、フェース全面がトランポリンのようにしなるため反発力が高く、それでいて非常に安定した打球感があります。
重量約8.0オンスと軽量で操作性も良いため、あらゆるレベルのプレーヤーに扱いやすく性能と価値のバランスに優れたシリーズです。
G2シリーズ
先代のG3に相当するエントリー向けカーボンパドルシリーズです。
薄めのコア厚設定で、軽快な操作性と高速なボール出しが特徴です。
エッジガードの無い一体成型構造で耐久性も高く、上位モデルと同様のカーボンフェースによるスピン性能も備えています。
価格を抑えつつGearboxのエッジレス設計のメリットを体感できるシリーズで、発売当初は「低価格なのに高級パドルに匹敵する性能」と注目されました。
例えばG2 Elongated 14mmモデルは、その薄さゆえの弾きの良さと操作性がCX11にも似ており、高価な薄型パドルに近い感触を手頃な価格で提供しています。
Gシリーズ(G12/G14/G16)
コア厚の異なる3モデルからなる汎用シリーズです。
打球感がソフトでミスに寛容なため、初心者から中級者がタッチショットや正確性を磨くのに適しています。
それでいて必要なときには十分なパワーも発揮し、原材料にはT700カーボンの粗面を用いることで高いスピン性能も実現しています。
G14(14mm)はG16よりやや反発が強く、ボールの飛び出しスピードと操作性を高めたモデルです。
G12(12mm級)はさらにパワフルで、薄型コアによる高速なボール初速とシャープな取り回しが魅力です。
いずれのモデルもモールド成型の一体フレーム(Mod Quad形状)で耐久性・剛性が高く、面ブレしにくい安定設計になっています。
初級者~中級者が自分のプレースタイルに合った厚みを選べるよう工夫されたシリーズで、価格も比較的手頃なのが利点です。
CP7シリーズ
ポリプロピレン・ハニカムコアを採用したGearbox初の本格的ハニカム構造パドルです。
価格は1本$100前後と抑えつつ、上位モデルに迫る技術と精度で作られているのが特長です。
カーボン+グラスファイバー複合フェースを使用し、コア内部も7mm幅の細かなハニカム構造を持つため、耐久性とコントロール性能に優れています。
実際のプレーでは、コントロールのしやすさと必要十分なパワーを発揮し、安価な同クラス帯の中でも群を抜く総合性能を示します。
ハンドクラフトによる丁寧な製造で品質も高く、「手ごろな価格でプレーヤーの技術向上を支える」というGearboxの理念が体現されたシリーズと言えるでしょう。
GH7+シリーズ
Gearboxのミッドレンジ・ハニカムコアモデルです。
コア厚は12mmに強化されており、薄型ハニカムに比べて飛び過ぎない安定した打球と柔らかいフィールを実現しています。
面素材にはグラスファイバー系のコンポジットを採用し、打球時の響きがマイルドでコントロール性に優れます。



GH7+はエルゴノミック形状の一体成型ハンドルを備えており、握り心地も快適です。
重量は8.0~8.5oz程度で、程よい重さから繰り出すパワーも兼ね備えています。
価格帯は1万円弱~1万円台前半と手に取りやすく、「価格以上の安定感」で初中級プレーヤーに人気のシリーズです。
G20
厚さ20mmという業界でも屈指の超肉厚コアを持つユニークなモデルです。
一体成型のカーボン+グラスファイバー複合構造で作られており、高いコントロール性・スピン性能・耐久性を高級機種に匹敵するレベルで実現しながら、価格を抑えて提供することを意図しています。
極厚のポリプロピレンコアにより打球音が非常に静かで振動吸収性も高く、近隣への騒音を気にせずプレーしたい人や肘・手首への衝撃を和らげたい人にも適しています。
表面は成型時にテクスチャ加工されており、Rawカーボンに近いボールの掴みとスピン性能を発揮します。
打球感は非常に安定しており、まるで手の延長のように自在にボールコントロールできるとの評価もあります。
高性能と価値の両立を目指したモデルで、価格を超えた満足感が得られるでしょう。
Gearboxのピックルボールパドルの価格一覧(USDと日本円)
各モデル・シリーズのメーカー希望小売価格(税込み、米国販売価格)と、1ドル=150円換算での日本円目安を以下にまとめます(※為替レートにより変動)。
価格は代表モデルの価格帯を示しています。
- Pro Ultimateシリーズ: 各モデル $274.99 (約41,250円)
- Proシリーズ(Pro Power / Control): 各モデル $274.99 (約41,250円)
- GX2シリーズ: 各モデル $279.99 (約42,000円)
- CX14シリーズ: 定価 $199.99 (約30,000円)
- CX11シリーズ: 定価 $179.99~$199.99程度(約27,000~30,000円)。
- GBXシリーズ: 定価 $199.99 (約30,000円)
- G3シリーズ: $149.99 (約22,500円)
- G2シリーズ: $119.99 前後(約18,000円)※モデルにより異なる。
- Gシリーズ(G12/G14/G16): $59.99~$99.99 (約9,000~15,000円)※モデル・時期により価格変動
- CP7シリーズ: $99.99 (約15,000円)
- GH7+シリーズ: $74.99 (約11,250円)
- G20: $169.99 (約25,500円)
最後に
Gearbox(ギアボックス)のピックルボールパドルは、革新的なカーボン一体成型技術による優れた耐久性と、一貫した高いパフォーマンスで多くのプレーヤーから支持されています。
パワーとコントロールの両立を追求した上位モデルから、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルまでラインナップが充実しており、初心者からプロ志向のプレーヤーまで自分に合った一本を見つけることができるでしょう。



常に技術革新に挑み、高品質な製品を届けるGearboxは、耐久性・性能・価格のバランスに優れた魅力的なブランドと言えます。



あなたもGearboxのパドルでコートに立てば、その卓越したフィーリングと信頼性にきっと満足できるはずです♪

