ピックルボールベアとは何か?料金は無料?【メリットだけでなくデメリットも解説】

ピックルボールをするテディベアと子犬
目次

ピックルボールベアとは?

ピックルボールベア」とは、近年日本でも注目が高まっている新スポーツ「ピックルボール」を気軽に楽しみたい個人と、練習会やクラブチームなど受け入れ先の団体とをマッチングするオンラインサービスです。

国内最大級のテニスプラットフォーム「テニスベア」上で提供されるピックルボール版サービスで、ウェブサイトやアプリから利用できます。

ピックルボールベアの運営会社

運営はテニスベア株式会社(2019年創業)で、もともと三井物産系のベンチャースタジオから生まれた企業が手掛けており、テニス分野で培ったノウハウを活かしてピックルボール界にも進出しています。

ピックルボールベアの基本的な仕組み

サービスの基本的な仕組みはシンプルで、ユーザーが日時や場所、レベルに応じて全国のピックルボールの練習会・イベント情報を検索し、参加申し込みができるというものです💡

主催者側(サークル・クラブチームやコーチ、有志グループなど)は無料でイベントを掲載して参加者を募集でき、参加希望者はワンクリックで予約・エントリーが可能です。

対象となるユーザー層はピックルボールをプレーしてみたい初心者から、大会出場を目指す競技志向のプレーヤーまで幅広く含まれます。

実際、このサービス上では日本ピックルボール協会(JPA)主催の公式大会情報なども掲載・募集されており、今後プレーヤー人口の増加に伴って一般の練習イベントもますます増えていくと期待されています。

ピックルボールベアのメリット

ピックルボールベアには、プレーヤーにとっても受け入れ団体にとっても多くの利点があります。

ここでは主なメリットを紹介します。

  • 手軽にイベント情報検索・参加できる
  • サービス利用は無料
  • 初心者でも参加しやすい環境
  • 団体にとって集客しやすい

手軽にイベント情報検索・参加できる

従来は各地のクラブやSNSで探していたピックルボールのイベント情報が、ピックルボールベアを使えば一箇所で簡単に見つかります。

日時や地域、レベルで条件検索でき、公式大会からカジュアルな練習会まで網羅されています。

気になるイベントが見つかったら、その場で参加予約が可能で、煩雑なやり取りなしにエントリー完了します✨️

全国3,000か所以上のコート情報と月8,000件超のイベント実績を持つテニスベアのシステム上に構築されているため、検索・予約機能も安定していて使いやすく、大勢の利用者基盤がある点も安心です。

サービス利用は無料

嬉しいことに、このマッチングサービス自体の利用料金は発生しません。

テニスベア(ピックルボールベア)は登録料・月額費用ともに無料で使えるので、思い立ったときに経済的な負担なくイベントを主催・参加できます。

実際の練習会や大会への参加費用は各イベントによって設定されていますが、プラットフォーム利用料がかからないのは利用者にとって大きなメリットです。

初心者でも参加しやすい環境

ピックルボールベアに掲載されているイベントの多くは初心者歓迎であり、パドル(ラケット)を持っていなくても無料レンタルできる場合がほとんどです。

未経験者でも身一つで飛び込める敷居の低さは、ピックルボールベアの大きな魅力です💕

初心者向け講習会や体験イベントも随時掲載されているため、「まずは試しにやってみたい」という人にとって頼もしい味方となるでしょう。

団体にとって集客しやすい

サークルやクラブチーム、コーチなど主催者側のメリットも見逃せません。

ピックルボールベア上に募集を出せば、サービス全体のユーザー層に情報が届くため新規参加者を集めやすく、宣伝の手間が大幅に省けます。

イベントページにはチャット機能もあり、参加者との連絡や当日の案内もスムーズに行えます。

こうした機能充実ぶりも、既存の大規模プラットフォームならではの強みと言えるでしょう♪

ピックルボールベアのデメリット

便利なピックルボールベアですが、現状いくつかの課題や注意点も存在します。

サービスを使いこなすために把握しておきたいデメリットを客観的に紹介します。

  • イベント開催地域の偏り
  • イベントごとの初心者対応の差
  • 人気ゆえの定員枠競争
  • 専用コート不足など今後の課題

イベント開催地域の偏り

ピックルボールはまだ普及途上のスポーツであり、地域によって熱量に差があります。

そのためピックルボールベア上のイベント情報も都市部や既に活動が盛んな地域に集中しがちなのが実情です。

各地で体験イベントは開催され始めているとはいえ、例えば地方や人口の少ない地域ではイベント件数がまだ限られており、「近くにプレー環境がない」と感じるユーザーもいるでしょう。

この地域格差は今後の普及によって解消されていくことが望まれますが、現段階では「イベント開催地まで距離がある」「エリアによっては参加できるイベントが少ない」といったケースがある点に留意が必要です。

イベントごとの初心者対応の差

前述の通り多くのイベントで初心者歓迎ムードがある一方で、主催者やイベント内容によって初心者への対応には差があります。

中には経験者同士でたくさんゲームをこなしたいことを主目的とする練習会や、一定のスキルレベル以上を対象とした大会もあります。

そのようなイベントでは、基礎ルールの解説や手取り足取りの指導までは行われないかもしれません。

応募時に各イベントの詳細ページで「対象レベル」や注意事項を確認することが大切です!

ピックルボールベアではイベントごとに参加推奨レベル(例:「Lv.1 はじめて ~ Lv.5 中級」など)が明示されているので、初心者の方は「未経験者歓迎」「初級者向け」といったキーワードやレベル表示を目安に、自分に合ったイベントを選ぶと安心です。

逆に物足りなさを感じる上級者の方は、中上級者向けのイベントや公式大会に挑戦するなど、レベルに応じた使い分けが求められます。

人気ゆえの定員枠競争

ピックルボールベア経由で募集が公開されるイベントは、便利な反面「参加枠の早い者勝ち」な一面もあります。

特に都心部で開催される練習会や話題のイベントは募集開始後すぐに定員に達して「満員御礼」となるケースが少なくありません。

実際、東京都内で定期開催されているオープンコート企画では各回とも早々に予約枠が埋まり、キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶりです。

また大会によってはエントリー期間が決まっていて、定員に達した時点で募集終了となることもあります。

このため「せっかく予定を空けていたのに募集終了で参加できなかった…」ということがないよう、興味のあるイベントはこまめにチェックし早めに申し込むのがおすすめです。

サービス側でもキャンセル規定や定員状況は明示していますが、ユーザーとして人気イベントでは予約競争になる可能性を心得ておきましょう。

専用コート不足など今後の課題

サービス自体の問題というよりピックルボール界全体の課題ですが、プレー環境(施設)の絶対数不足は無視できません。

現在ピックルボールはテニスコートやバドミントンコートを間借りして行われることも多く、「やりたくても場所がない」という声も聞かれます。

サービス利用者が今後さらに増えるにつれ、イベント主催者側の確保できる会場や時間帯がボトルネックとなる可能性も考えられます。

最後に

日本国内でピックルボールを楽しむなら、ピックルボールベアはぜひ活用したい心強いツールです。

マッチングサービスを通じて練習仲間や参加先が見つかれば、初心者でも一歩を踏み出しやすく、経験者はさらなる交流の輪を広げることができます。

デメリットとして指摘した点もありますが、これは裏を返せばそれだけこのスポーツとサービスが急速に盛り上がっている証拠とも言えるでしょう。

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