目次
ピックルボールのディンクショットとは?
ディンクショット(dink)は、ネット際のノンボレーゾーン(通称 “キッチン”)でワンバウンド後にゆるく打ち返し、再び相手のキッチンに落とすソフトショットです。
強打を封じ、ラリーをコントロールして相手に無理な体勢を強いるのが狙い。
USA Pickleball は「ノンボレーゾーンでのバウンド後にアークを描いて相手ノンボレーゾーンに落とすショット」と定義しています。
似ている用語にドロップショットがありますが、ドロップは基本的にベースライン付近など後方からネット際へ沈めるショットであり、ディンクはキッチンライン付近からネット越しに落とすショットという位置取りの違いがあります。
あわせて読みたい
ピックルボールのノンボレーゾーン(通称:キッチン)とは?禁止行為もわかりやすく解説
ピックルボールのノンボレーゾーンとは? ピックルボールコートには、ネットをはさんで両サイドに 7フィート(約2.13 m) 張り出した長方形エリアがあります。 これが “…
あわせて読みたい
ピックルボールのディンクをミスする人の特徴11選
ピックルボールにおけるディンクショットは、一見地味ですが試合の主導権を握るために非常に重要なテクニックです。 ディンクとはネットぎわに柔らかく落とすソフトショ…
ピックルボールのディンクショットの打ち方やコツ
- スタンスと重心
- グリップとスイング
- 軌道と頂点
- 配球のバリエーション
スタンスと重心
膝とヒップを軽く落とし、パドルを前にセット。
重心はつま先寄りで低く保つとネット際での素早い対応がしやすくなります。
あわせて読みたい
ピックルボールパドル(ラケット)の正しい構え方とは?コツや注意点も解説
ピックルボールパドル(ラケット)の正しい構え方 姿勢(アスレティックスタンス) パドルの位置 グリップの基本 姿勢(アスレティックスタンス) 足は肩幅よりやや広めに…
グリップとスイング
握りはコンチネンタル(包丁持ち)を基本に、肩を支点にした“振り子”のような小さなアンダーハンドスイングでボールを“すくい上げる”イメージ。
手首や肘を使い過ぎるとコントロールが乱れやすいので注意。
あわせて読みたい
ピックルボールパドル(ラケット)の正しい持ち方とは?【グリップの握り方の種類も解説】
ピックルボールパドル(ラケット)の持ち方は人それぞれ? ピックルボールはパドルの面がフラットで、テニスほど「握りを固定しなければならない」という縛りはありません…
軌道と頂点
ネットの少し上(約10〜15 cm)を頂点にゆるやかな放物線を描くと、ネットミスを減らしつつ“叩けない高さ”に収まります。
高さを出し過ぎるとスマッシュの餌食なので「高すぎず低すぎず」が鉄則。
あわせて読みたい
ピックルボールのスマッシュのコツ【ミスしないための注意点も解説】
ピックルボールのスマッシュのコツとは? ピックルボールのスマッシュとは、頭より高く上がったボールをコートに叩きつける強力なショットのことです。 相手のロブ(高…
配球のバリエーション
同じコースに連続で打つと相手が慣れるため、クロス、ストレート、ミドルを2〜3球ごとに散らすと効果的。
上級者ほど配球を読ませません。
あわせて読みたい
ピックルボールのディンクをミスする人の特徴11選
ピックルボールにおけるディンクショットは、一見地味ですが試合の主導権を握るために非常に重要なテクニックです。 ディンクとはネットぎわに柔らかく落とすソフトショ…
あわせて読みたい
知らないと危険!Amazonでピックルボールパドルを買う時の注意点とは?【楽天との比較も】
Amazonでピックルボールパドル(ラケット)を買う前に、以下のことを知らないと失敗するリスクが急増します。 アメリカ版Amazonの評価を日本版Amazonに引き継ぎできる …
ピックルボールのディンクショットの練習方法
- パートナーと クロスコート・ディンクラリー
- キッチン内をマーカーで4分割し ターゲット練習
- 壁打ちでタッチ感覚を強化(1人でも練習可能✨️)
- ラリー中に劣勢を感じたら 正面への“リセットディンク” で形勢を戻す——など。
あわせて読みたい
ピックルボールのサードショットをミスする人の特徴24選
ピックルボールのサードショットをミスする人の特徴をまとめました。 コツや改善方法なども紹介していますので、ぜひ最後までご確認ください。 ピックルボールのサード…
あわせて読みたい
ピックルボールのドロップショットをミスする人の特徴25選
ピックルボールのドロップショットをミスする人の特徴 バックスイング(テイクバック)が大きすぎる グリップを強く握りすぎる(力み) バウンド後の頂点で打ちたがる(…
ピックルボールのディンクショットの禁止行為
ディンク自体に特別な禁止技はありませんが、ノンボレーゾーンに関連するルール違反を犯すとフォルトになります。
| 禁止・注意行為 | 解説 |
|---|
| キッチン内でのボレー(ノーバウンド打ち) | ディンクは必ずバウンド後に打つ。ノーバウンドで叩けば即フォルト。 |
| ボレー後に体やパドルがキッチンに触れる | 2025年改訂で「ボールを打った瞬間からフォロースルー終了まで」が“act of volleying”。余勢でラインを踏んでもフォルト。 |
| 相手を視覚・音で故意に妨害 | 大声・フェイントでの故意のけん制は禁止。2025年は“distraction clarification”が追加。 |
| “キャリー”(ボールを乗せて運ぶ)や二度打ち | 柔らかいタッチでもワンヒットが原則。長く乗せるとスリング扱い。 |
※USA Pickleballのルールブックを参照しています。
あわせて読みたい
ピックルボールのノンボレーゾーン(通称:キッチン)とは?禁止行為もわかりやすく解説
ピックルボールのノンボレーゾーンとは? ピックルボールコートには、ネットをはさんで両サイドに 7フィート(約2.13 m) 張り出した長方形エリアがあります。 これが “…
あわせて読みたい
ピックルボールの基本ルールをサクッと簡単に解説【初心者向けにわかりやすく!】
ピックルボールの基本ルール【重要】 ピックルボールを始めるなら、まず次のルールを押さえればOK。 キッチンルール(ノンボレーゾーン) ツーバウンドルール ピックル…
最後に
ピックルボールのディンクショットは「打ち込む」のではなく「置きに行く」術。
低い弾道とコースの揺さぶりで主導権を握り、相手に“荒い球”を打たせてからフィニッシュを奪うのが醍醐味です。
キッチンラインでの静かな攻防を制するためにも、今日の練習メニューに“ディンク漬け”の時間を加えてみてはいかがでしょうか。
巧みなタッチを手に入れれば、試合のリズムもあなた主導で「ディンク、ドン、勝ち!」になるはずです♪
あわせて読みたい
ヨネックス(YONEX)のピックルボールパドル(ラケット)の評判は良い?【Amazonの口コミあり】
日本の大手スポーツメーカーであるヨネックス(YONEX)は、2024年7月下旬よりピックルボール市場に本格参入し、自社開発のパドル「EZONE(Eゾーン)」と「VCORE(Vコア)…
あわせて読みたい
ミズノのピックルボールパドル(ラケット)は無い?ピックルボールシューズは?【市場参入の状況まとめ】
ミズノ製ピックルボールパドルは存在する? 結論から言うと、2025年現在ミズノ(MIZUNO)からピックルボール用のパドル(ラケット)は発売されていません。 主要なピック…
あわせて読みたい
ピックルボールパドル(ラケット)のブランド一覧【日本ブランド+海外ブランド】
日本のブランドと海外のブランドに分けて、ピックルボールパドルを展開するブランドをまとめていきます。 日本のピックルボールパドル(ラケット)ブランド一覧 YONEX(ヨ…
最新情報更新中!
2026年最新!ピックルボールパドル(ラケット)の選び方【初心者や上級者のおすすめも紹介】
ピックルボールパドル(ラケット)の選び方【2026年最新】 結論からいいます。 これからピックルボールパドルを買う予定の人は「最新技術のフォームコアパドル」を中心に…