沖縄でピックルボールができる場所はどこ?【沖縄県のピックルボールコート最新情報】

沖縄でピックルボールしてる愛くるしい子猫

沖縄県のピックルボールコートの最新情報を更新していきます。

目次

沖縄県にピックルボール専用のコートはある?

2025年8月現在、沖縄県内にピックルボール専用に設計・整備された常設コートは確認されていません。

そのため県内のプレーヤーたちは、既存のテニスコートや室内体育館を活用し、必要に応じてコートラインをテープで貼るなどの工夫でプレーを楽しんでいる状況です。

実際、豊見城市の豊崎海浜テニスコートでは利用者が毎回20分かけてラインテープを引いて練習しているとの声もあり、固定のライン設置が要望されています。

しかし同コートを含む公営施設では「テニス専用施設」として条例で用途が定められているため、現時点でピックルボールラインの常設は難しいと行政側は回答しています。

今のところ沖縄県内にはピックルボールだけを目的とした公共施設はないものの、後述するようにテニスコートの転用や体育館でのプレー環境が徐々に整えられてきています。

沖縄県でピックルボールができる場所はどこ?

沖縄県でピックルボールを楽しめる主な場所として、市町村の屋内体育館や民間スポーツ施設、テニスコート併設の運動施設、そして有志のサークルが開催する練習会場などが挙げられます。

2025年8月現在、県内各地でピックルボールが可能な代表的スポットを以下にまとめ、それぞれの所在地や設備、利用方法の最新情報を解説します。

ハレクラニ沖縄(恩納村)

恩納村のリゾートホテル「ハレクラニ沖縄」では、宿泊者向けアクティビティとしてピックルボールを体験できます。

ホテル敷地内のテニスコートにピックルボール用のコートラインマーカーとネットを設置してプレーする形式で、営業時間は毎日9時~19時(最終受付18時)です。

利用料金は1面1時間あたり5,100円で、パドル(ラケット)4本とボール2個、スポーツシューズ、タオル、ミネラルウォーターがセットになっています。

事前予約制(開始1時間前までの予約が必要)で、家族や友人同士最大4名まで同時にプレー可能です。

なお、このプログラムはハレクラニ沖縄の宿泊客限定で利用できるサービスとなっています。

エフォートテニスクラブ沖縄(中城村)

中城村にある「エフォートテニスクラブ沖縄」は、テニススクールの一環でピックルボール教室を開催しています。

専用の屋内コートこそありませんが、クラブ内でピックルボールのレッスンを受けられる数少ない施設です。

初心者から経験者まで年齢問わず参加可能なスクールが開講されており、基本的なルールやテクニックを丁寧に指導してもらえます。

住所は中頭郡中城村南上原58-2で、那覇市中心部から車で約30分程度の立地です。

利用料金や開催スケジュールについては公式サイトや問い合わせで確認できますが、クラブ会員でなくてもビジター参加が可能なクラスも用意されています。

ラケットやボールなど必要な用具はクラブ側で用意されるため、運動靴と動きやすい服装があれば気軽に体験できます。

北谷スポーツセンター(北谷町)

中頭郡北谷町にある「北谷スポーツセンター」では、屋外テニスコートをピックルボール用にレンタル利用できます。

所在地は北谷町字桑江432で、那覇から車で約40分のエリアに位置します。

施設内にはナイター照明完備の屋外ハードコートが3面あり、シャワーやロッカーも備えられているため快適に利用できます。

営業時間は10時~23時で、一般向けのピックルボールコートレンタル料金は30分あたり500円(会員も同額)とリーズナブルです。

1コートの貸出につきパドル4本とボール3個、専用ネットがセットで提供されるので、利用者は手ぶらで訪れてもすぐにプレー可能です。

テニスコートの予約と同様に電話等で事前予約が推奨されており、夜間照明を使ったナイターピックルボールも楽しめます。

シャワー設備も整っているため、プレー後に汗を流せる点もうれしい特徴です。

金武町立体育館(金武町)

国頭郡金武町の「金武町立体育館」は、地元サークル「金武町ピックルボール会」の主な活動拠点となっている体育館です。

主に平日夜間(19~21時)や土日の午後などに、初心者歓迎の練習会が定期的に開催されています。

参加費は1回あたり300円程度で、ラケット(パドル)やボールは主催者側で用意しており、参加者は室内用シューズだけ持参すればOKです。

金武町立体育館以外にも、金武町内の屋嘉公民館体育館で練習会が行われることもあり、徐々に金武町在住のメンバーも増えてきています。

いずれの会場もバドミントンコートを利用してネットを設置する形式で、天候に左右されず快適にプレー可能です。

老若男女問わず誰でも参加でき、実際ジュニアからシニアまで幅広い世代が集まるアットホームなサークルとなっています。

参加希望者は主催者のInstagramや募集サイトで日程を確認し、当日直接会場に行っても参加できます(事前連絡があるとスムーズです)。

西崎総合体育館(糸満市)

糸満市の「西崎総合体育館」(西崎運動公園内)は、沖縄県内で開催される公式大会の会場として重要な施設です。

沖縄県初のピックルボール大会となった「琉球ピックルボール トロピカルオープン」は2024年3月31日にこの体育館で開催され、多くの県内外プレーヤーが集まりました。

広いアリーナに複数面のコートを設置できるため、大会時には一度に10面以上のピックルボールコートが設営されることもあります(2025年7月には館内に10面を敷設して体験会が行われました)。

その実績から、2025年11月28日~30日には第1回全日本ピックルボール選手権(JPA主催)が沖縄県・西崎総合体育館で開催予定となっており、全国規模の大会会場として注目を集めています。

通常時に一般開放でピックルボールができる機会は多くありませんが、今後大会前後に体験イベントが行われる可能性もあります。

糸満市民にとっては地元でトップレベルのプレーが見られる貴重な機会となりそうです。

沖縄県総合運動公園(沖縄市)

沖縄市にある「沖縄県総合運動公園」内の体育館も、ピックルボール愛好者に利用されています。

こちらは県立の大型スポーツ施設で、屋内競技場をバドミントンやバスケットボール用途で一般開放しているため、スペースを確保してピックルボールの練習会が開催されることがあります。

広いフロアには複数コート展開も可能で、参加者が多い場合でも同時進行でゲームを楽しめる環境です。

利用する際は事前に体育館へコート(バドミントン区画)の予約を入れ、ピックルボール用ネットを持ち込む形になりますが、練習会では主催者がネットや備品を用意しています。

沖縄市や近郊に住むプレーヤーにとってアクセスしやすいロケーションのため、中部エリアのピックルボール拠点の一つとなっています。

恩納村仲泊小学校体育館(恩納村)

国頭郡恩納村では、地元有志による定期練習会が「仲泊小学校体育館」で開催されています。

恩納村のピックルボールサークル(琉球ピックルボール恩納ブロック)は2024年に発足し、以降毎週水曜18:30~21:30と日曜12:30~15:30の週2回ペースで活動を続けています。

小学生から70代まで幅広い世代が在籍し、男女比も半々程度とバランスよく、初心者から経験者まで誰でも歓迎されるアットホームな雰囲気です。

参加費は1回300円程度で、ラケットやボールは会で用意しているため室内用シューズさえ持参すればOKです(見学のみの参加も可能)。

恩納村在住者だけでなく周辺地域からの参加も多く、リゾート地である恩納村からピックルボールを盛り上げようという意気込みで活動しています。

宜野湾市立体育館(宜野湾市)

中部地区では、宜野湾市真志喜の「宜野湾市立体育館」でもピックルボールの練習会が開催されています。

宜野湾市立体育館は沖縄コンベンションセンターに隣接する大型体育館で、駐車場も完備されたアクセスの良い施設です。

ここでは月に数回、平日夜(18:30~21:30)の時間帯に初心者歓迎のオープン練習会が企画されており、各回定員はおおむね10名前後となっています。

ラケットやボールは用意されるため手ぶらで参加可能で、体育館シューズだけ持参してください。

那覇方面からも車で20~30分ほどと比較的近いため、南部エリアの愛好者にとって貴重な練習機会となっています。

うるま市石川体育館(うるま市)

うるま市石川地区にある「石川体育館」も、県内ピックルボールコミュニティの主要拠点の一つです。

2024年にサークルが設立され、以降主に毎週月曜または水曜の18:30~21:30で練習会を開催しています(曜日は調整される場合あり)。

登録メンバーは約60名で、各回15~20名ほどが参加し活気ある練習が行われています。

こちらも小学生からシニア世代まで幅広く、男女比もおおむね半々で和気あいあいとプレーしています。

参加費は1回300円程度、ラケット・ボールは貸し出し可能、必要なのは室内シューズのみと手軽です。

石川体育館は高速石川ICから近く駐車場も広いため、中部~北部のメンバーが集まりやすい利点があります。

体育館内ではバドミントンコートを使用するため、天候に関係なく練習できる点も好評です。

21世紀の森体育館(名護市)

名護市の「21世紀の森体育館」(21世紀の森公園内)は、沖縄本島北部でピックルボールの練習会が行われている施設です。

平日夜(主に19:00~21:00)に不定期開催されていますが、北部在住の愛好者にとって貴重な機会となっています。

名護市という地域柄、周辺の宜野座村や本部町などからの参加者もおり、北部エリア全体でピックルボール人口を増やしていこうという動きが広がっています。

読谷村体育センター体育館(読谷村)

中頭郡読谷村の「読谷村体育センター」体育館でも、ピックルボールの練習イベントが開催されています。

主に月1回程度、平日夜19:30~21:30に初心者歓迎のオープン練習会が行われており、読谷村役場隣という立地の良さから周辺地域の愛好者が集まります。

体育センターにはコートを3面設営できるスペースがあり、初心者向けのルール説明やデモンストレーションも交えながら進行するため、初参加でも安心です。

今後も定期的に開催される予定なので、読谷村近辺でピックルボールコートを探している方はチェックしてみるとよいでしょう。

宜野座アリーナ(宜野座村総合体育館)

国頭郡宜野座村の「宜野座アリーナ(宜野座村総合体育館)」は、北部エリアのピックルボール練習会で時折利用される施設です。

体育館内には冷房設備もあり、夏場でも快適にプレーできるのが利点です。

宜野座村は沖縄本島北部の中でもやや東海岸寄りに位置しますが、名護市や金武町からも車で20~30分圏内のため、広域からメンバーが集まります。

今後も不定期に北部合同練習会の会場として使用される可能性があり、機会が合えばぜひ参加してみてください。

最後に

沖縄県内におけるピックルボール環境は、専用コートこそ未だ整備されていないものの、各地の体育館やテニスコートを活用した草の根の活動によって急速に拡大しています

県内公式団体である「琉球ピックルボール(日本ピックルボール協会 沖縄県支部)」も積極的に試合や体験会を開催し、SNS等で最新情報を発信することでコミュニティづくりに努めています。

こうした動きが実を結び、2025年11月には沖縄県で初となる全国大会(全日本選手権)開催が予定されるまでになりました

大会には県内各地だけでなく県外や在沖米軍基地からもプレーヤーが集結すると見込まれており、まさに沖縄でピックルボール熱が高まっている証と言えるでしょう。

今後の展望として、県内での大会開催や競技人口の増加に伴い、ピックルボール専用コートの新設や既存施設へのライン常設など環境整備が進む可能性があります。

実際、利用者からの要望が行政に寄せられる動きも既に始まっています。

将来的にはリゾート地沖縄ならではの「スポーツ×観光」の形で、ピックルボール大会とビーチリゾートを組み合わせたイベント誘致や、観光客向け体験コートの常設なども期待されます。

沖縄県のピックルボールはまだ黎明期ですが、コミュニティの情熱と活動量は非常に盛んです。

これからピックルボールを始めたい方もぜひ近くの練習会に足を運んでみてください。

きっとすぐに輪に溶け込み、この新しいスポーツの楽しさを分かち合えることでしょう。

今後ますます充実していくであろう沖縄県のピックルボールコート事情に注目です。

沖縄でピックルボールができる体育館や公共施設(ピックルボールベア経由)

  • 北谷スポーツセンター
  • 金武町立体育館
  • 西崎総合体育館
  • 沖縄県総合運動公園
  • 恩納村仲泊小学校体育館
  • 宜野湾市立体育館
  • うるま市石川体育館
  • 21世紀の森体育館
  • 読谷村体育センター体育館
  • 宜野座アリーナ(宜野座総合体育館)

参考:ピックルボールベア

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