ピックルボールの「ボレー」とは?打ち方やコツ、注意点もわかりやすく解説

ピックルボールをしてるトイプードル
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ピックルボールのボレーとは?

ネットぎわでバウンド前のボールをパドル(ラケット)でさばく。それがボレーです。

テニスと同様に聞こえますが、ピックルボールではノンボレーゾーン(キッチン)が存在するため、フットワークとタイミングはよりシビア。

「ボレー=攻め」のイメージがありますが、実は“守り”や“展開の緩急”を担う場面も多く、まさにゲームメイクの要と言えます。

ピックルボールのボレーの種類

  • ブロックボレー
  • パンチボレー
  • ドロップボレー
  • ロールボレー
  • ハイボレー/スマッシュボレー

ブロックボレー

パドル面をほぼ固定し、相手の強打を吸収する。

速いドライブやスピードアップに対する“壁”として、ブロックボレーは有効

パンチボレー

前腕をコンパクトに押し出すパンチ動作。

パンチボレーは浮いたボールをテンポよく叩くときに有効

ドロップボレー

ソフトタッチでボールを沈める制御型。

ドロップボレーは相手をキッチンラインへ下げたいときに有効

ロールボレー

手首を返してトップスピンをかける。

高めのボールを角度+回転でコートに叩き込みたいときに有効

ハイボレー/スマッシュボレー

頭上近くを叩き込むフィニッシュ。

ロブ処理後のとどめ、ハイボール処理に有効

ピックルボールのボレーの打ち方やコツ

  1. グリップは基本コンチネンタル
    厚すぎる握りはパドル面が立ちすぎ、ネットミスを招きやすい。
  2. 構えは“パドル先行”+スプリットステップ
    ボールがヒットされた瞬間に小さく跳ね、つま先荷重で前傾姿勢をキープ。
  3. インパクトは“体の前・肘少し曲げ”
    後ろや体の横で捉えるとリカバリーが遅れる。
  4. スイングは“コンパクト&短い距離”
    フォロースルーを大きく取りすぎない。ブロックボレーなら“インパクト=終点”くらいで十分。
  5. パドル角度と力加減で高さをコントロール
    ・押し出す=高さが出やすい→ネット越えを優先したいとき
    ・被せる=低い弾道→攻めの場面でミスを減らしたいとき
  6. フットフォローで球威を底上げ
    パンチボレーではヒットと同時に一歩踏み込むと、無理なく深く刺さる。
  7. “ソフトハンド”でタッチを磨く
    ドロップボレーは握りをやや緩め、衝撃を吸収して失速させるイメージ。

ピックルボールのボレーの注意点

  • キッチンフットフォルトに要注意
    空中でヒットしても勢い余ってラインを踏むと反則。ボレー後に体が流れないよう、膝でブレーキを掛けるクセを。
  • “大振り”は禁物
    スイングが大きい=隙が大きい。速いラリーではパドル面を“最短距離”で合わせる意識が安全。
  • “浮き球”を作らない
    力んで面が上を向くとボールがポップアップ。相手にスマッシュチャンスをプレゼントしてしまう。
  • 視線を切らない
    タッチの瞬間に相手コートを先読みしすぎるとミスが増加。インパクトまではボールに全集中。
  • 左右のパートナー連携
    ダブルスでは中央のボールを「どちらが取るか」瞬時に判断。呼吸合わせで無駄なクロスや空振りを防ぐ。

最後に

ピックルボールのボレーは“ 球威・角度・タッチ ”の三拍子がそろったときに真価を発揮します。

まずは ブロック→パンチ→ドロップ の順にレパートリーを増やし、キッチンラインでの駆け引きを楽しんでみてください。

パドルの面づくりとフットワーク。この2つを磨けば、試合の主導権はきっとあなたのものです✨️

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