Vatic ProのGEN4パドル「V-Sol Pro」のメリットとデメリットまとめ

Vatic Pro V-Sol Pro
目次

Vatic Pro V-Sol Proとは?GEN4パドル?

Vatic Pro V-Sol Proは、ピックルボールの最新技術「第4世代(GEN4)」を採用した高性能パドルです。

Vatic Pro(バティックプロ)は、高価な競技用パドルに匹敵する性能を低価格で提供してくれる人気ブランド💕

Vatic Pro V-Sol Proはその最新モデルで、内部にフォームコアを用いた16mm厚のパドルとなっています。

フォームコア化によりパドル全体の性能が向上し、従来のハニカムコアパドルにはないコントロール性や耐久性を実現しています。

Vatic Pro V-Sol Proは日本円で約2万円という価格帯ながら、上位モデルにも搭載される最新テクノロジーを備え、高いパフォーマンスを発揮することで注目されています。

Vatic Pro V-Sol Proの特徴

パドルのフェイス(表面)
フェイス素材カーボンファイバー
フェイス加工ほぼ未加工(生カーボン
パドルのコア(中身)
コア素材EPP(発泡ポリプロピレン)
コア構造フォームコア【GEN4】

Vatic Pro V-Solシリーズには「Pro」と「Power」の2モデルがありますが、V-Sol Proはコントロールと操作性に優れたオールラウンドモデルです。

Powerモデルはフルフォームコアによるよりマイルドな打球感とパワー特化設計

V-Sol ProではEVAフォーム材をコア周囲に配置した浮動型構造を採用し、適度なしなりと反発を両立しています。

表面はトレンドである生カーボン(東レ製T700カーボンファイバー)素材で、摩擦力が高くスピン性能もトップクラスです。

また、熱成形構造によりエッジガードと面が一体化しており、複数の形状と2種類のグリップ長(ロング5.6インチと標準5.3インチ)がラインナップされています。

自分のプレースタイルに合わせて形状やグリップを選べるから、初めてパドルを購入する人にもおすすめしやすいです💡

Vatic Pro V-Sol Proのメリット

  • 軽量設計による抜群の操作性と素早い反応
  • トップクラスのスピン性能でボールを操りやすい
  • フォームコア採用による高いコントロール性能
  • 必要十分なパワーと攻撃力を両立
  • 高性能ながら価格が安くコストパフォーマンスが良い

軽量設計による抜群の操作性と素早い反応

V-Sol Pro最大の特徴の一つが非常に軽量な作りであることです。

16mm厚パドルとしては驚くほど軽く、実際に手に取ると「これまでで最も軽快な16mmパドル」だと感じられるほどです。

この軽さのおかげでスイングの振り抜きが速く、ボレーやリターンで素早く反応できるため、ネット際の早い展開でも遅れをとりません。

海外の口コミやレビューでも「エアロダイナミクス(空力性能)は満点で、パドルが非常に速く動く」と評価されており、初心者でも取り回しやすい操作性を実感できるでしょう。

実際プレイしたユーザーからも、軽量ゆえにボールへの素早い対応や細かなラケットワークがしやすい点が高く評価されています。

トップクラスのスピン性能でボールを操りやすい

V-Sol Proはスピン性能が非常に高い点も大きなメリットです。

表面のカーボン素材によりボールをしっかり「掴む」ことができ、トップスピンやスライスといった回転系ショットが思いのままです。

海外でも評判になっており、「このパドルで生み出せるトップスピンは驚異的で、価格が2倍以上するようなスピン特化パドルにも匹敵する」などと評されています。

ドライブショットではボールに強烈な前回転がかかり、相手コートで急激に沈み込む「dip(ディップ)」が発生するほどでした。

また、ロブやサーブでもしっかりとスピンをかけてコントロールできるため、ボールを自在に操れる感覚があります。

スピン量が多いことで相手のレシーブを崩しやすく、攻撃的なショットで得点に直結させやすいのは初心者〜中級者にとって心強いポイントでしょう。

フォームコア採用による高いコントロール性能

V-Sol Proにはパドル内部にEPP素材のフォームコア(発泡ポリプロピレンコア)が使われています。

このフォームコア構造により、ボールヒット時の「食いつき(ホールド)」が向上しているのが特徴です。

実際に打球すると、ボールがパドル上に留まる感覚がわずかに長く感じられ、そのおかげでコースコントロールが非常にしやすくなっています。

いわゆる“dwell time”(滞留時間)が長めなので、柔らかなタッチでドロップショットを狙ったり、低い位置から持ち上げてネットを越すロブを打ったりといった繊細なプレーも安定します。

フォームコア構造はまた、打球時の不要な振動を吸収・分散する効果も期待でき、これによりコントロール性と安定感が向上しています。

V-Sol Proは日本円で2万円前後の価格帯ながら非常に信頼性の高いコントロール性能を備えており、狙ったところにボールを打ち込める安心感があります。

初心者にとってもコントロールしやすいパドルであることは大きな利点と言えるでしょう。

必要十分なパワーと攻撃力を両立

コントロール寄りの設計でありながら、V-Sol Proはパワーも十分に兼ね備えている点が驚きです。

軽量なので一見パワー不足に思えますが、実際には強打時にしっかりボールにエネルギーを伝達でき、大きな飛距離や高速ショットが可能です。

特にフラット気味のドライブやスマッシュではパドルの反発力が活きて、楽に強烈なショットが打てる印象です✨️

もちろん市場にある最もパワフルなパドル(超攻撃型モデル)と比べれば絶対的な威力では及ばないものの、初心者〜中級者がプレーする上では全くパワー不足を感じないレベルです。

むしろコントロール性能とのバランスが良いため、攻撃とミスの少なさを両立でき、オールラウンドに活躍するパドルと言えるでしょう。

高性能ながら価格が安くコストパフォーマンスが良い

何と言ってもコストパフォーマンスの高さはV-Sol Pro最大の魅力です。

定価は約109ドル(日本円で約2万円)と、最新技術搭載のパドルとしては破格の値段設定になっています。

実際、性能面は2~3倍の価格帯の上位モデルにも迫るレベルでありながら、この価格で入手できる点にユーザーから驚きの声が上がっています。

またフォームコアや熱成形(一体型)構造の採用により、耐久性や品質面でも価格以上の安心感があります。

メーカーは初期ロットで指摘された接着不良や表面の剥離といった問題も改善しており、実際に長時間ハードに使用しても深刻な劣化が見られなかったという報告もあります。

初めてのマイパドルとして「最新技術を試せるお得なモデル」を探している方には、V-Sol Proはまさに理想的なコストパフォーマンス製品でしょう。

Vatic Pro V-Sol Proのデメリット

  • ミスヒット時の振動が大きい
  • 軽量ゆえに打ち負けや安定性の不安がある
  • グリップ径が細く、人によっては握りづらい

ミスヒット時に振動が大きい

V-Sol Proの注意点として、芯を外したヒットでは強い振動(フィードバック)が手に伝わりやすいことが挙げられます。

実際、海外レビューアーの一人はミスヒットを繰り返した際に腕に違和感(いわゆるテニス肘的な痛み)を感じたと述べており、休憩を取ってストレッチをする必要があったほどでした。

これは軽量パドル特有の現象でもあり、重量がない分だけ打点を外した際の衝撃吸収が十分でないためです。

その結果、初心者の場合は特にミスヒット時に手首や肘に振動が響き、「打ち負けた」感じが強く出てしまうかもしれません。

もっとも、フォームコアによる食いつきの良さが多少のミスヒットならカバーしてくれる面もあるので、致命的な欠点というより「上達するにつれて克服できるポイント」と捉えておくと良いでしょう。

軽量ゆえに打ち負けや安定性の不安がある

前述の通りV-Sol Proは軽量で操作性に優れる反面、パワフルなラリーや高速展開では打ち負けやすい一面もあります。

特にネット際でのスピード勝負では、パドルが軽いために相手の重いボールに押し負けたり、タイミングが早くなりすぎてミスをするケースも報告されています。

海外の口コミやレビューでは「このパドルがあまりに速く振れるので、カウンターで自分が思ったより早く打点に入ってしまい、高い位置でヒットしてしまった」との指摘もありました。

また、本体が軽い分ボールへの押し込み(プッシング)の際に安定感を欠くことがあり、強打時に面がブレてコントロールを乱す可能性もゼロではありません。

こうした安定性の不安を補う方法として、上級者はパドルのエッジ周囲に鉛テープを貼ってカスタマイズ(重量調整)することを推奨しています。

実際、V-Sol Proも追加のウェイトを装着することで飛躍的にパワーや安定性が増すと報告されており、自分の好みに合わせてチューニングできる柔軟性があります。

パドルのエッジ周囲に鉛テープを貼ってカスタマイズ?難しそう・・(泣)

正直、初心者のうちはあまり細かい調整にこだわる必要はありません。

まずはノーマルの状態で使いこなし、物足りなさを感じてきたら重量追加を検討する、という形で十分です!

グリップ径が細く、人によっては握りづらい

もう一つ留意すべき点は、グリップ(持ち手)の太さです。

V-Sol Proのグリップ周長は約4.125インチ(約10.5cm)で、一般的なピックルボールパドルの標準グリップ(4.25インチ=約10.8cm前後)と比べると一回り細めに作られています。

そのため、手の大きな方や太めのグリップに慣れている方だと、素の状態ではやや握り心地に物足りなさを感じるかもしれません。

実際に試したプレーヤーからも「グリップが細いので、自分ならオーバーグリップテープを巻いて太さを調整する」という声が聞かれました。

グリップテープを追加すればフィット感は簡単に向上するため、大きな問題ではありませんが、購入後すぐに使う際は手に馴染むよう握り方を工夫したり必要に応じてテーピングすると良いでしょう。

グリップ径の好みは個人差がありますので、「少し細めの設計なんだ」と認識しておくことで、より快適にV-Sol Proを扱えるはずです。

最後に

Vatic Pro V-Sol Proは、最新のGEN4技術を詰め込んだ高性能パドルでありながら、手頃な価格で入手できる非常に魅力的なモデルです。

軽量でスピンがかけやすくコントロール性も高いため、初心者が最初の一本に選んでも扱いやすく、プレー上達の助けになってくれるパドルと言えるでしょう。

実際、V-Sol Proは「高性能な予算パドルの決定版」との呼び声も高く、テクニックを磨きたいプレーヤーにとって強力な武器となります。

もっとも、軽量ゆえの扱い方には多少の慣れが必要です。

初めのうちはスイートスポットを外してしまうと振動が強めに伝わることがあるため、正しいフォームで芯に当てる打ち方を心がけましょう。

これらデメリットは裏を返せば「軽さ」や「拡張性」といったメリットの延長線上にあるものなので、上手に対応すれば問題ありません。

まとめると、Vatic Pro V-Sol Pro現時点で最高クラスのコスパと性能バランスを持つGEN4パドルです。

最新スペックのパドルでライバルに差をつけたい人や、高品質なパドルを予算内で手に入れたい人にはベストな選択肢の一つ!

ぜひあなたも最新のVatic Pro V-Sol Proを相棒に、ピックルボールを存分に楽しんでみてください♪

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