PROTON(プロトン)は、独自の素材技術と高いスピン性能を特徴とする、アメリカ発のピックルボールパドルブランドです。
航空宇宙分野でも使われる高品質なカーボンファイバーを採用し、パワー・コントロール・耐久性を追求したパドルを展開しています。
特に注目したいのが、従来のカーボンパドルとは異なる打球感を生み出す独自のコア構造です。
この記事では、PROTONのピックルボールパドルについて、シリーズごとの特徴や違い、価格をわかりやすく紹介します。



PROTON(プロトン)のピックルボールパドル一覧
PROTONが展開している主なピックルボールパドルは、以下のとおりです。
- Series One – Type A(シリーズ1・タイプA)
- Series Two – Edgeless Ultra-Soft(シリーズ2・エッジレス・ウルトラソフト)
- Series Three – Raw Carbon(シリーズ3・ローカーボン)
- Series Three – Project Flamingo(プロジェクト・フラミンゴ)
- Series Three – Project Flamingo Phoenix Flames(限定モデル)
- Series Three – Project Peacock(プロジェクト・ピーコック)
- Series Four – Project Roadrunner(プロジェクト・ロードランナー)
- Series Three – Project Coyote(プロジェクト・コヨーテ)
このうち、Project Flamingo・Project Peacock・Project Roadrunner・Project Coyoteは、2026年10月時点でもメーカー公式サイトに掲載されているモデルです。
米国公式サイトで確認できる販売価格は、Project FlamingoとProject Roadrunnerが175ドル、Project Peacockが157.50〜180ドル、Project Coyoteが195ドルとなっています。


PROTON(プロトン)のピックルボールパドルの特徴
Series One – Type A
Series One – Type Aは、PROTONの代表的な初期モデルです。
最大の特徴は、独自のNanoTac(ナノタック)技術を採用したカーボンファイバー製の打球面。ボールとの摩擦を生み出し、強いスピンをかけやすい構造になっています。
一般的なザラつきのあるパドルとは異なり、表面の摩耗によるスピン性能の低下を抑える設計も特徴です。
また、縦長のエロンゲーテッド型と、横幅の広いスクエア型も用意されており、プレースタイルに合わせて選べます。
スピンを武器にしたい人や、パドルの耐久性を重視する人に適したシリーズです。
ただし、モデルによっては重量やスイングウェイトが大きく、ネット際での素早い操作に慣れが必要です。

Series Two – Edgeless Ultra-Soft
Series Two – Edgeless Ultra-Softは、柔らかな打球感とコントロール性能を重視したパドルです。
特徴は、パドルの外周を保護するエッジガードをなくしたエッジレス構造。すっきりとしたデザインで、独特の振り抜き感を備えています。

打球面にはカーボンファイバーを採用し、内部には15mm厚のポリプロピレン製ハニカムコアを搭載しています。
強い反発力だけを追求するのではなく、ボールを狙った場所へ運びやすい打球感を目指したモデルです。
ディンクやドロップ、リセットなど、繊細なタッチを重視するプレーヤーに向いています。
一方、エッジガードのない構造は、パドルの側面をコートに接触させた際のダメージに注意が必要です。

Series Three – Raw Carbon
Series Three – Raw Carbonは、カーボンファイバー本来の表面特性を生かしたパドルです。
打球面にはRaw Carbon(生カーボン)を採用。細かな表面の凹凸によってボールとの摩擦を生み出し、スピンをかけやすくしています。
15mm厚のポリプロピレン製ハニカムコアを組み合わせ、安定した打球感とコントロール性能を追求していることも特徴です。

縦長のエロンゲーテッド形状で、コート奥へのドライブやサーブでもリーチを生かせます。
Raw Carbonは、後に登場したProject FlamingoやProject Peacockとはコア構造が異なります。
そのため、強い反発力よりも打球感の自然さやコントロールのしやすさを重視する場合に検討したいモデルです。

Series Three – Project Flamingo
Project Flamingo(プロジェクト・フラミンゴ)は、PROTON独自のVelocity Hybrid Coreを搭載した高性能パドルです。
高密度フォームとポリプロピレン製ハニカム構造を組み合わせ、パワーとコントロールの両立を目指しています。
打球面には、表面の摩擦力を高めたカーボンファイバーを採用。ドライブやサーブで強いスピンをかけたいプレーヤーにも適しています。
形状は縦長のエロンゲーテッド型と、横幅の広いワイドボディ型を展開。厚さも13mmと15mmから選べます。
13mmは反発の速さを重視したモデルで、カウンターや素早いボレーに適した設計です。
一方、15mmはボールをコントロールしやすい柔らかな打球感が特徴。ドロップやディンクの安定感を求める人に向いています。
また、限定デザインのPhoenix Flamesも登場しました。
Series Three – Project Peacock
Project Peacock(プロジェクト・ピーコック)は、高密度フォームを採用したSeries Threeのパドルです。
最大の特徴は、独自のAtomic Foam Core(アトミックフォームコア)。
従来のハニカム構造とは異なるフォーム素材を採用することで、打球時の反応や安定感を追求しています。

打球面には摩擦力を高めたカーボンファイバーを使用し、スピン性能にも配慮した設計です。
ラインナップは13mmと15mmの2種類。それぞれにエロンゲーテッド型とワイドボディ型があります。
13mmは反発力と素早い操作性、15mmは柔らかな打球感とコントロールを重視した仕様です。
ワイドボディ型は打球面の横幅が広く、芯を外したショットでも安定感を求めるプレーヤーに適しています。
認証状況については注意点があります。
USA Pickleballは2026年5月28日、Project PeacockのS3PE15について調査中であることを公表しました。
これは認証取消しを意味するものではありませんが、大会で使用する場合は、該当モデルの最新の認証状況を確認してください。
参考:USA Pickleballのコンプライアンス報告

Series Four – Project Roadrunner
Project Roadrunner(プロジェクト・ロードランナー)は、軽快な操作性とバランスの良い打球感を追求したSeries Fourのパドルです。
15mm厚のハイブリッドコアを採用し、柔らかなタッチと必要な場面での反発力を両立させています。
特徴的なのが、エッジガードのないエッジレス構造です。
パドルの平均重量は約7.9オンス(約224g)。縦長の形状ながら軽量に設計されており、ネット際の素早いラリーにも対応しやすくなっています。
また、打球面には航空宇宙グレードのカーボンファイバーとケブラー繊維を組み合わせた素材を採用。
表面の耐久性とスピン性能の持続を重視した構造になっています。
パワー一辺倒ではなく、ドライブからディンク、リセットまで幅広いショットを使い分けたいプレーヤーに適したモデルです。
Series Three – Project Coyote
Project Coyote(プロジェクト・コヨーテ)は、2026年に登場したPROTONの新しい高性能パドルです。
従来モデルから構造を見直し、軽さとパワーを両立させていることが特徴です。
パドルは15mm厚のエロンゲーテッド型で、平均重量は約7.7オンス(約218g)。グリップの長さは5.5インチあり、両手バックハンドにも対応しやすい設計です。
内部にはポリプロピレン製ハニカムコアを採用し、外周部分をフォーム素材で補強しています。
この構造によって、強いショットを打つ際の反発力を確保しながら、打球面の安定性も高めています。
さらに、グリップから打球面につながる部分の形状を改良。振り抜きやすさと操作性にも配慮されています。
ドライブやカウンターを積極的に使いながら、ドロップやリセットにも対応したいプレーヤーに向いています。
メーカー公式サイトでは、USA PickleballとUPA-Aの両認証モデルとして案内されています。
掲載価格は195ドル。ほかの主要モデルと比べても、価格を抑えた競技向けパドルです。
参考:PROTON公式サイト(Project Coyote)


最後に
PROTON(プロトン)は、独自のカーボン素材やコア構造を生かした高性能ピックルボールパドルを展開するブランドです。
スピン性能を重視したSeries One、柔らかな打球感が特徴のSeries Two、フォーム素材を活用したProject Peacock、軽快さとパワーを両立させたProject Coyoteなど、シリーズによって特徴が異なります。
パドルを選ぶ際は、スピンやパワーの強さだけでなく、重量・厚さ・形状にも注目することが大切です。
特にPROTONは、同じシリーズでも13mmと15mm、エロンゲーテッド型とワイドボディ型で打球感が変わります。

自分のプレースタイルに合ったモデルを選び、購入前には販売価格と大会での認証状況も確認してください!









