Adidas(アディダス)のピックルボールパドルの特徴
Adidas(アディダス)は初心者から上級者まで幅広く対応したピックルボールパドルを展開しています。
- Match Light(マッチ・ライト)
- RX Team CTRL(RXチーム・コントロール)
- RX Team ATTK(RXチーム・アタック)
- RX Carbon CTRL(RXカーボン・コントロール)
- RX Carbon ATTK(RXカーボン・アタック)
- Adipower CTRL(アディパワー・コントロール)
- Adipower ATTK(アディパワー・アタック)
- Metalbone 14.5(メタルボーン 14.5)
- Metalbone LP Team(メタルボーン LP チーム)
- Metalbone LP(メタルボーン LP)
- Metalbone LP S(メタルボーン LP S)

モデル別でそれぞれの特徴(素材、重量、デザイン、対象レベルなど)を解説します。
Match Light(マッチ・ライト) – エントリーモデル


最も軽量な入門用パドルで、ファイバーグラスとポリプロピレンハニカムコアの組み合わせにより、扱いやすさと十分なパワーを両立しています。
オールラウンドな幅広形状でスイートスポットも広く、コントロールもしやすい設計です。
初めての1本やジュニア・女性など体力に自信のない初心者に特におすすめのモデルです。
RX Team CTRL(RXチーム・コントロール) – 中級者向けコントロールモデル


ファイバーグラス製の表面と標準的なワイド形状(CTRL型)を採用し、安定したコントロール性能を発揮するモデルです。
柔軟性の高いグラスファイバー面によりボールの食いつきが良く、コントロール重視の中級プレーヤーに人気があります。
適度な重量で操作もしやすく、安定したプレーを求める中級者に最適なパドルです。
RX Team ATTK(RXチーム・アタック) – 中級者向けパワーモデル


ファイバーグラス製フェイスに細長いATTK型(縦長)形状を組み合わせ、パワーとリーチを重視した中級者向けモデルです。
高いスイートスポットを持つ縦長デザインにより強力なショットが打ちやすく、後述のCTRLモデルより攻撃的なプレースタイルに適しています。
コアには高密度ポリプロピレンを採用しており、打球時の安定感とフィーリングを向上させています(RX44に採用された硬質高密度コアを継承)。
パワー志向の中級者や、積極的にネットプレー・スマッシュを狙うプレーヤーに向いたモデルです。


RX Carbon CTRL(RXカーボン・コントロール) – 上達志向のカーボンモデル(コントロール)


カーボンファイバー(3Kカーボン)製の表面を持つ中上級者向けモデルで、CTRL型(幅広)デザインによりブロックやプレースメントを安定させます。
コアには低密度ポリプロピレンハニカムを採用し、ソフトな打感と反発力を両立しています(LDコア)。
表面はスピンブレードテクノロジーによる粗いテクスチャ加工が施されており、スライスやスピンショットの回転量を高めてくれます。
コントロール性能を重視しつつパワーも必要な中級~上級プレーヤーに適しており、安定志向だが素材にもこだわりたいプレーヤーにおすすめです。
RX Carbon ATTK(RXカーボン・アタック) – 上達志向のカーボンモデル(パワー)


こちらも3Kカーボンファイバー製フェイスを持つ中上級者向けモデルで、ATTK型(縦長)デザインによりリーチを活かした強打が可能なパドルです。
コアには低密度(LD)ハニカムコアを搭載し、反発力が高くベースラインからのパワーショットに優れます。
長めのExtra Power Grip(約5.5インチ=14cm前後)を備え、両手打ちやスイングスピードの向上にも対応します。
カーボン面の高い剛性のおかげでコントロールも損なわず、攻撃的なプレーでラリーを主導したい中級~上級者に適したモデルです。
Adipower CTRL(アディパワー・コントロール) – アルミナイズドカーボン採用の上級コントロールモデル


アディパワーCTRLは、24Kアルミナイズド・カーボン素材のフェイスを採用した上級者向けパドルです。
「アルミナイズド」とはカーボン繊維にアルミの膜を融合した独自素材で、剛性と反発性を高めつつ軽量化を実現しています。
広めのCTRL型ヘッド(幅約8インチ=20.3cm)に16mm厚コアを組み合わせており、ブロック時の安定感とソフトなタッチが得られます。
さらにスピンブレード表面加工によりスピン性能もトップクラスで、ショートゲームでのコントロールも秀逸です。
ミスを減らしてゲームメイクしたい上級者や、テニス出身でコントロール志向のプレーヤーにフィットするモデルです。
Adipower ATTK(アディパワー・アタック) – アルミナイズドカーボン採用の上級パワーモデル


アディパワーATTKは、CTRLと同様にアルミナイズド・カーボンフェイスとスピンブレード加工を備えた上級者向けモデルで、形状は細長いATTK型(長さ約16.5インチ=42cm)です。
高い位置に設定されたスイートスポットによりスマッシュやプッシャーで強烈なパワーを発揮でき、「アタック」の名の通りシリーズ中最も攻撃的なパドルです。
パワフルなドライブやスマッシュで相手を圧倒したい上級者にうってつけのモデルと言えるでしょう。
Metalbone 14.5(メタルボーン 14.5) – メタルボーンシリーズ:パワー×コントロール両立モデル


メタルボーン14.5はエリート向けのオールコートモデルで、生のカーボンファイバー(Raw Carbon)製フェイスと14.5mmの独自厚コアを採用しています。
縦長のエロンゲート形状によりリーチが広く、通常の14mm厚パドルより安定感が増した設計です。
フェイス全面にSpin Blade Maxという高度な粗面テクスチャ加工が施されており、スピン性能も非常に高くなっています。
加えてモノコック構造(一体型カーボンフレーム)により剛性とパワー伝達効率が向上しており、強打から繊細なタッチショットまでバランスよくこなせます。
コントロールとパワーの両立を求める中~上級者に最適な、万能型ハイエンドパドルです。
Metalbone LP Team(メタルボーン LP チーム) – メタルボーンシリーズ:パワー強化モデル(固定重量)


メタルボーンLPチームは、メタルボーンシリーズの中でもパワーと操作性のバランスに優れたモデルです。
縦長のATTK型16mm厚EVAフォームコアを採用しており、打球時の剛性感と反発力が非常に高くなっています。
フェイスはRawカーボン素材でスピン性能と耐久性を確保しつつ、ハニカムEVAコア特有のしっかりした打球感で高速ボレーやプッシュでもブレにくいのが特徴です。
なお「Team」は他のメタルボーン上位モデルと異なり着脱式ウェイト(重り)システムを搭載していないため、その分価格が抑えられ扱いやすくなっています。
攻守のバランスを重視しつつパワーも欲しい上級者や、重量調整機能なしでも問題ない競技志向プレーヤーに適したモデルです。
Metalbone LP(メタルボーン LP) – メタルボーンシリーズ:カスタムバランスモデル


メタルボーンLPは、アディダス独自のカスタムウェイト&バランス調整システムを搭載した最先端モデルです。
パドル内部に埋め込まれた4つの着脱式ネジ式ウェイト(各2.6g)により、合計最大約10gまで重心位置や重量を自在に調整できます。
例えば重心をグリップ寄りにすれば操作性アップ、先端寄りに配分すればパワー向上といった具合に、自分好みのセッティングが可能です。
フェイス素材はRawカーボンファイバー、コアは低密度ポリプロピレンハニカムで、打球感は軽快ながら16mm厚ゆえの安定性も備えています。
細長い形状によるリーチの長さと広いスイートスポットも相まって、パワー・コントロール・スピン全てにおいて卓越した性能を発揮します。
用具へのこだわりが強い上級者や、自分のプレースタイルに合わせて細かく調整しながら最高のパフォーマンスを追求したいプレーヤーにふさわしいフラッグシップモデルです。
Metalbone LP S(メタルボーン LP S) – メタルボーンシリーズ:最強パワーモデル


メタルボーンLP Sは、シリーズ中最も剛性感のあるパワー特化モデルです。
基本構造は前述のLPモデルと似ていますが、コア材に特殊EVAフォームを採用している点が最大の特徴です。
EVAコアはポリプロピレンより硬く反発力が高いため、打球時に「弾き」の強さと一貫した硬めの打感が得られます。
16mm厚EVAコアとRawカーボン表面の組み合わせによりスイートスポットが拡大し、強打時でも面ブレしにくく安定したパワー伝達が可能です。
さらに重量調整用のネジ式ウェイトも搭載しており、パワーとカスタマイズ性の両方を追求しています。
実際に海外では「非常に反発が強く、現行最もパワフルなパドル」と評されるほどで、攻撃的プレーを極限まで高めたい競技志向の上級者にマッチします。


最後に
Adidas(アディダス)のピックルボールパドルは、初心者にも使いやすい設計と上級者も満足できる性能を兼ね備えている点が大きな魅力です。
エントリーモデルの「Match」シリーズから中級者向けの「RX」シリーズ、そして最先端技術を投入した「Adipower」や「Metalbone」シリーズまで、予算やプレースタイルに応じた多彩なラインナップが用意されています。
初めての1本を検討している方は、まず扱いやすいモデルから始めてみると良いでしょう。



上達するにつれて、より高度な技術に応えてくれる上位モデルにステップアップしていくことで、長くピックルボールを楽しみながら自分のプレーの幅を広げていけるはずです♪






