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Engage(エンゲージ)のGEN4パドル「Engage ProFoam」のメリットとデメリットまとめ

Engage ProFoam
目次

Engage ProFoamパドルのスペック

パドルのフェイス(表面)
フェイス素材カーボンファイバー
フェイス加工Raw Carbon(生カーボン)
パドルのコア(中身)
コア素材非公開
コア構造フォームコア【Gen4】
  • パドル全体の長さ(縦/全長):約42cm
  • パドル面の最大幅(横):約19cm
  • パドルの厚さ(コア厚):約14mm
  • グリップの長さ(縦):約13.7cm
  • パドル全体の重さ:約226g

Engage ProFoamパドルのメリット

  • 強烈なパワーと反発力が得られる
  • 安定した打球性能と広いスイートスポット
  • 高いスピン性能でボールを操れる
  • 優れたコントロール性とソフトなタッチ感
  • 耐久性が高く長期間にわたり性能が維持される

強烈なパワーと反発力が得られる

Engage ProFoamパドル最大の魅力の一つが、そのパワー性能です。

高密度なフォームコアにより、ボールを捉えた瞬間に爆発的な反発力を生み出し、強打やスマッシュで圧倒的な威力を発揮します。

16.5インチの細長いヘッド形状はリーチ(届く範囲)を拡大しつつもバランスが良く、振り抜きやすさを損なわないデザインです。

また、一体成型の構造と最適な重心設計によりエネルギーロスが少なく、フルスイングしたときにしっかりと力がボールに伝わります。

要するに、少ない力でも鋭いボールが打てる反発の良さが、このパドルの大きなメリットです!

安定した打球性能と広いスイートスポット

フォームコア構造のおかげで打球の安定性が非常に高い点も特徴です。

従来のハニカムコアと異なり、内部が隙間なく詰まったフォーム素材のため面全体で均一な反応を示し、パドルの端で打っても極端な威力低下やいわゆる「デッドスポット(反発しない箇所)」が少ないです。

この広いスイートスポットと安定した打感により、多少芯を外してもコントロールを失わずに安定したショットを打ち返すことができます。

ラリー中のミスヒットを減らし、自信を持ってプレーできる点は大きなメリットです✨️

高いスピン性能でボールを操れる

スピンをかけやすいこともEngage ProFoamパドルの強みです。

表面に採用された生(RAW)カーボンファイバー素材は摩擦力が高く、ボールとの接触時間(ホールド感)が長めになるため、強烈なトップスピンやカット回転をかけるのに適しています。

フォームコアによる「しなり」効果でボールを包み込むような打感が得られるため、ドロップやカーブショットのコントロールもしやすく、狙ったコースにボールを曲げたり落としたりといった繊細なプレーが可能です。

パワーだけでなくスピン性能でも相手に差をつけられるのがEngage ProFoamパドルのメリットです!

優れたコントロール性とソフトなタッチ感

Engage ProFoamはパワフルでありながらコントロール性も非常に高いパドルです。

フォームコア特有の柔らかく「しっとり」とした打球感により、ボールをしっかりホールドして押し出す感覚が得られます。

ネット際でのドロップショットや柔らかいタッチのボレーも思いのままです♪

また振動吸収性にも優れており、衝撃が腕に伝わりにくいので長時間プレーしても疲れにくい設計です。

グリップはテニスラケットにヒントを得た八角形グリップで握りやすく、操作中にブレにくいのも細かいコントロールを助けてくれます。

攻守の切り替え時にも思い通りにボールコントロールできる扱いやすさとフィーリングの良さは、このパドルを初心者から上級者まで魅力的なものにしています。

耐久性が高く長期間にわたり性能が維持される

フォームコア構造の大きな利点として、耐久性と経年劣化の少なさが挙げられます。

従来のポリマー・ハニカムコアは使い込むうちに内部の蜂の巣構造が潰れて反発力が落ちたり、打球感が鈍くなる「へたり」が生じがちでした。

しかしEngage ProFoamパドルはポリマーコアを完全に排し高密度フォームを使用することで、内部構造の壊れや性能劣化をほぼ心配しなくて良い設計になっています。

メーカーも「数百時間プレーした後でも初日と変わらない性能を発揮する」と謳っており、実際ユーザーからも「何ヶ月使っても購入時と同じ跳ねとフィーリングが続いている」という声が出ています。

またエッジガード(DuraEdge)でパドル側面の剥離や欠けを防ぎ、ユニボディ構造でネック部分の折れやぐらつきを抑えるなど、物理的な耐久性も高められています。

高価なパドルだけに長く使えるのは大きなメリットであり、「いつまでもパドルの性能が落ちない安心感」はGen4パドルならではの価値と言えるでしょう。

Engage ProFoamパドルのデメリット

  • 価格が高くコスト面のハードルが大きい
  • モデルの選択肢が限られている(形状・厚みのバリエーションが少ない)
  • 打球感がマイルドなため好みが分かれる可能性
  • 初心者にとってはオーバースペックになり得る

価格が高くコスト面のハードルが大きい

Engage ProFoamパドル最大のデメリットは価格の高さでしょう。

定価ベースで約229.99ドル(日本円で約3〜4万円前後)とピックルボールパドルの中でも最高級クラスの部類に入ります。

最新のフォームコア技術や高性能素材を詰め込んでいることもあり、どうしても価格帯はプレミアムになりがちです。

長く使える耐久性を考えれば決して割高ではないものの、手頃な入門用モデルが存在しないため予算に限りがあるプレイヤーにとってはハードルになってしまう点は否めません。

モデルの選択肢が限られている

Engage ProFoamは現在、細長エロンゲーテッド形状・厚さ14mmのモデル1種類のみの展開です。

他社の一部フォームコアパドルのように厚み違いや形状違いのバリエーションはまだ用意されていません。

そのため「もう少し厚い16mm版が欲しい」「標準形状のモデルがあれば…」と感じるユーザーもいるかもしれません。

現時点では重量も7.8〜8.2オンス前後の中量級のみで、軽量モデルやより重厚なモデルも選べない状況です。

またフォームコア特有の構造上、鉛テープを貼るなどの重量カスタマイズをしても重心や打感の変化が出にくいとも言われています。

こうした選択肢の少なさは、様々な好みやプレースタイルに細かく合わせ込みたいプレイヤーにとってデメリットとなり得ます。

打球感がマイルドなため好みが分かれる可能性

フォームコアパドル全般に言えることですが、打球感が従来のハニカムコアパドルと異なるため好みが分かれる可能性があります。

高密度フォームコアは衝撃を吸収しやすく振動も少ないため、打球時の感触は「柔らかくマイルド」「少しボールが沈み込むような感覚」と表現されます。

このフィーリングを「扱いやすい」と感じる人も多い一方で、従来のパドルのカーンと弾く硬い打感やシャープなフィードバックを好む人には物足りなく感じるかもしれません。

実際、一部の上級者からは「他の強力なパドルに比べると瞬発的な飛び出し(ポップ)が抑えめ」との指摘もあります。

Engage ProFoam自体パワーは十分ですが、それでも「最高クラスの攻撃的パワーパドル」と比べるとややコントロール寄りの打感と言えるでしょう。

要するに、反発のマイルドさゆえに打球感の好みはプレイヤーによって分かれる点はデメリットとして認識しておく必要があります。

初心者にとってはオーバースペックになり得る

Engage ProFoamは公式にも「対象プレイヤーレベル:中級〜上級者向け」と位置付けられているパドルです。

価格の高さも相まって、ピックルボールを始めたばかりの初心者がいきなり手を出すにはハードルが高いモデルと言えます。

高性能ゆえに初心者でも使えなくはありませんが、例えば週末プレーヤーやライトユーザーであれば1万円台前後のコストパフォーマンスに優れたハニカムコアパドルで十分というケースも多いでしょう。

フォームコアパドルの恩恵(耐久性や安定性能など)は頻繁にプレーする人ほど感じやすいため、プレー頻度が低いビギナーだと宝の持ち腐れになる可能性もあります。

もちろん「最初から最高の道具を使いたい」「将来を見据えて良いパドルを長く使いたい」という考え方もありますが、初心者にとってはオーバースペックにもなり得る点は検討材料になるでしょう。

最後に

Engage Pickleballの「ProFoam」パドルは、第4世代(GEN4)ならではの新技術を満載した意欲作です。

フォームコア採用によってパワー・スピン・コントロールのバランスが非常に高い次元でまとまっており、しかも使い込んでも性能が落ちにくいという驚異的な安定性を備えています。

上級者にとっては試合で頼れるハイエンドモデルとして、また初心者にとっても思い切って投資すれば長期間パートナーになってくれる一本として魅力的でしょう。

もちろん高価格ゆえに誰にでも勧められるわけではありませんが、 「パドルの進化」を体感したい方や性能重視のプレーヤーには一見の価値ありです。

Engage ProFoamはまさに次世代のピックルボールパドルと言える存在であり、自分のプレースタイルにフィットするならそのメリットはデメリットを上回る満足感を与えてくれるでしょう。

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