Prince(プリンス)のピックルボールパドルの特徴や料金

Princeのピックルボールパドルに興味がある犬と猫
目次

Prince(プリンス)のピックルボールパドル一覧

  • Response Pro シリーズ(レスポンス・プロ)
  • Spectrum Pro シリーズ(スペクトラム・プロ)
  • Quantum Pro シリーズ(クアンタム・プロ)
  • Synapse(シナプス)
  • Response Graphite(レスポンス・グラファイト)
  • Spectrum Graphite(スペクトラム・グラファイト)
  • Recreational シリーズ(レクリエーショナルシリーズ)

Princeは2018年にPaddletek社と提携してピックルボールパドル市場に参入し、上記のモデルを展開しています

Prince(プリンス)のピックルボールパドルの特徴

Response Pro シリーズ

Princeを代表するResponse Proは、丸形のフェイスによる巨大なスイートスポットが最大の特徴です。

フェイス幅は約8.25インチで、全長15.75インチの円形デザインがボールを捉えやすくしてくれます。

ハンドル長は5.5インチと長めで、テニス経験者にも馴染みやすく両手バックハンドにも対応。

軽量モデル(約7.1~7.6オンス)と標準重量モデル(約7.7~8.1オンス)があり、自分好みの重量を選べます。

芯材はポリプロピレン系ハニカムコア、表面はグラスファイバー複合材で、ソフトなタッチと必要十分なパワーを両立しています。

2018年のUSオープンではトッププロのシモーネ・ジャルジムがこのモデルを使用して3冠を達成しており、その性能の高さが証明されています。

Spectrum Pro シリーズ

Spectrum Proは基本的な形状・構造はResponse Proと同様の丸型フェイスを採用しながら、ハンドル長が5インチと短めになっているシリーズです。

ハンドルが短い分だけ取り回しが軽く、素早いボレーやリストさばきが求められるプレーで扱いやすい設計です。

重量はライトモデルで約7.2~7.6オンス、標準モデルで7.7~8.3オンスとResponse Proとほぼ同等で、グリップ太さも4 1/8インチと4 3/8インチから選択可能です。

フェイス面はグラスファイバー素材、厚さ9/16インチのポリマーコア(Princeの「プログレッシブ・コア・テクノロジー」)によって広いスイートスポットと安定したコントロール性を備えています。

長いハンドルが不要なプレーヤーにはSpectrum Proがフィットし、Response Pro同様にパワーとタッチのバランスに優れたモデルとなっています。

Quantum Pro シリーズ

Quantum Proは他のPrinceパドルとは一線を画すエロンゲート(縦長)形状のシリーズです。

全長は約16.375インチと長く、幅は7.375インチとやや細身で、遠いボールにも手が届くリーチの長さが武器になります。

長いパドルが生むスイングの慣性で強烈なパワーショットが打てる一方、形状は丸型に近い「アイソメトリック」デザインでスイートスポットの広さも確保されています。

ハンドル長も6インチと非常に長く設計され、両手打ち時の握りやすさやテコの原理によるパワー向上に貢献しています。

フェイスはグラスファイバーに特殊UVコーティング、厚めのポリプロピレンコアを採用し、オフセンターヒットでも安定した反発が得られるよう調整されています。

その結果、コート隅へのパッシングショットやスマッシュで威力を発揮しつつ、コントロールも失わない仕上がりです。

「Progressive Core Technology」による高反応コアのおかげで、エッジ付近でも十分な反発力が感じられるでしょう。

Synapse

Synapse(シナプス)は軽量コンポジットモデルとして位置づけられるパドルです。

丸形の8.25インチ幅フェイスで最大限のスイートスポットを追求しつつ、重量は約6.9~7.6オンスと他モデルよりも軽く設計されています。

軽さによって長時間のプレーや速いボレー合戦でも腕の疲労を抑え、素早い反応が可能になります。

ハンドル長は5.5インチと十分な長さがあり、グリップ径は細めの4 1/8インチなので手の小さい方やダブルハンドにもフィット。

ポリプロピレン製ハニカムコアが衝撃時の振動を効果的に吸収・分散し、肘や手首への負担軽減にも配慮されています。

表面はテクスチャ付きファイバーグラスで適度なスピン性能とコントロール性を発揮。

扱いやすい価格帯ながら性能も確かで、「家族みんなで楽しむのにも最適」と紹介されるエントリーモデルです。

Response Graphite

Response GraphiteはResponse Proと同じ丸型デザイン・寸法を持ちながら、フェイス素材にグラファイト(カーボン)を採用したモデルです。

8.25インチ幅の円形ヘッドにより隅々まで有効打点となる大きなスイートスポットを実現し、5.5インチの長めのグリップで両手打ちやテニス的な操作にも対応しています。

重量レンジは約7.6~8.0オンスでライト~ミッドの扱いやすいバランス。

グラファイト面とポリマーコアの組み合わせにより打球感は非常にソフトで安定しており、「手に伝わる振動が少なく確かなコントロール性が得られる」と海外では評判です。

パワーよりもコントロール重視のプレーヤーや、繊細なタッチでのドロップショット・ブロックショットを得意とする人にマッチするコントロール志向モデルと言えるでしょう。

Spectrum Graphite

Spectrum GraphiteはSpectrum Proの設計をベースにフェイスをグラファイト素材へ変更したモデルです。

ハンドル長5インチの扱いやすいサイズ感で、重量は約7.7~8.1オンスの中量級に設定されています。

8.25インチ丸形フェイスが生む広いスイートスポットと相まって、ボレーからロブまで安定したプレーが可能です。

グラファイト面とポリマーコアの組み合わせは打球時のブレを抑えて手元が安定し、コントロールがしやすい特性をもたらします。

その反面、グラスファイバーフェイスのProモデルに比べるとやや反発力は穏やかで、自分でしっかりスイングしてボールに力を伝えたいプレーヤー向きです。

「パワーを多少犠牲にしてもコントロール重視」というユーザーには魅力的な選択肢となるでしょう。

Recreational シリーズ

Recreationalシリーズ初心者向けの廉価モデル群で、カジュアルプレーヤーやファミリーでのプレー用に位置づけられています。

価格は抑えながらも基本的な素材はしっかりしており、ファイバーグラス製フェイス+ポリプロピレンコア構造で耐久性とコントロール性を確保しています。

コア厚約13mmのやや薄めの設計は打感に芯のある安定性をもたらし、重量も約7.6~8.0オンスと標準的で扱いやすいバランスです。

グリップはクッション性が高く、握りやすい細身(グリップサイズ4インチ)なので手になじみやすい点も初心者に配慮されています。

形状はオーソドックスな長方形に近いトラディショナル型ですが、面の大きさは充分にありミスヒットを減らせます。

屋内外どちらのプレーにも無難に使える汎用モデルで、「ゲームを磨きたいプレーヤーに最適」と謳われています。

各モデル・シリーズの価格

以下の価格は米ドル表記で、1ドル=150円換算の日本円目安を併記

  • Response Pro シリーズ: 約130ドル(約19,500円)
  • Spectrum Pro シリーズ: 約130ドル(約19,500円)
  • Quantum Pro シリーズ: 約130ドル(約19,500円)
  • Synapse: 約80ドル(約12,000円)
  • Response Graphite: 約80ドル(約12,000円)
  • Spectrum Graphite: 約80ドル(約12,000円)
  • Recreational シリーズ: 約20~33ドル(約3,000~5,000円)

※上記は代表的な実勢価格帯です。Proシリーズは発売時の定価が約125~150ドル前後、グラファイト系は定価約80ドル、レクリエーションモデルはセット販売も含め$20台で販売されています。

最後に

Prince(プリンス)のピックルボールパドルは、丸型デザインによる大きなスイートスポットと培われたラケットスポーツ技術で、初心者から競技者までプレーヤーの可能性を引き出してくれる頼もしい相棒です。

ぜひ自分に合った一本を手に取り、その違いをコートで実感してみてください♪

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