目次
ダブルス用のピックルボールパドル(ラケット)の選び方
- 重量 — 「振り抜き」と「安定感」の黄金バランス
- 形状 — 「ワイドボディ」か「エルゴロング」か
- 厚み — 「15 mm クラシック」か「16 mm+のタッチ系」か
- 面素材 — スピン派は「カーボン」、コントロール派は「グラス」
- グリップ長と太さ — 「バックハンド2本持ち」派なら長め
重量 — 「振り抜き」と「安定感」の黄金バランス
- 軽め(約200–225 g):手首を柔らかく使って連続で“ディンク”を拾いやすい。反面、強打のブロックでは押し負けやすい。
- 中量(約225–245 g):コントロールとパワーの折衷。ペアのプレースタイルが読めない初対面ダブルスでも扱いやすい。
- 重め(約245–260 g):カウンターが鋭く、相手のスマッシュも弾き返しやすい。ただし長時間のラリーでは前腕が悲鳴を上げがち。
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形状 — 「ワイドボディ」か「エルゴロング」か
- ワイドボディ:面が広くスウィートスポットも大きい。ネット際での横方向カバーが広く、ペアと平行陣を組むときに安心感がある。
- エルゴロング:リーチが伸び、ロブの処理やクロスのパッシングが楽。シングルス兼用派にも人気。ただし芯が縦長で打点がシビア。
厚み — 「15 mm クラシック」か「16 mm+のタッチ系」か
- 薄め(13–15 mm):弾きが良く、速いボレーで主導権を握りやすい。
- 厚め(16–20 mm):クッション性が高く、“ソフトハンド”でスピンを乗せやすい。ダブルス特有の“キッチン戦”でミスを減らしたい人向け。
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面素材 — スピン派は「カーボン」、コントロール派は「グラス」
- カーボン/グラファイト:表面が硬くスピン量が多い。ドロップショットの落差が鋭い。
- ファイバーグラス:やや柔らかくボールをホールド。きつい時のレシーブでもコースを散らしやすい。
- ハイブリッド:芯材+表面の組み合わせで個性が大きく変わるので、実打試打推奨。
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グリップ長と太さ — 「バックハンド2本持ち」派なら長め
- 長め(13 cm 以上):両手バックでプッシュする人、手が大きい人向け。
- 標準(11–12 cm):取り回しが軽快で切り返しに強い。
- 太さ:手のひらを巻き込んで圧をかけられるサイズが理想。オーバーグリップで微調整しよう。
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ダブルス用のピックルボールパドル(ラケット)を選ぶときの注意点
- 「ペアの戦術」とパドル特性を揃える
ふたりの得意ゾーンが真逆なら、あえて同モデルを買わず“役割分担”で補完し合うのも手。 - USAP/JPA公認マークを確認
国内外大会レギュレーションでは公認リスト入りが必須。ネット通販で廉価コピー品を掴まないように、型番と刻印の両方を要チェック。 - 「静音コア」規制地域に注意
海外の住宅街コートではノイズ制限があり、ハニカムコアの硬めモデルは禁止になることも。ホームコートのルールを確認してから購入を。 - エッジガードの有無
- あり:耐久性重視。ダブルスで衝突しやすいネット際でも安心。
- なし(エッジレス):空気抵抗が減りスイングスピード向上。ただし落下衝撃に弱い。
- 試打環境は「ダブルス」を想定
シングルスでの打感だけで決めると「いざ2 on 2で使ったら詰まった…」となりがち。可能なら実戦形式のドリルで試したい。 - メンテナンスコスト
グリップテープは汗で滑る前に交換、フェイスの擦り傷はスピン性能に直結。予備費を見込んでおくと買い替え判断がブレない。
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最後に
ダブルスは“ふたりで一枚の壁”を作るスポーツ。パドル選びも、単に「良いラケット」探しではなく「チーム戦術を形にする道具選び」です。
重さ・形状・素材・グリップ──各要素を自分とペア双方のプレースタイルに合わせ、試打で微調整したうえで決断しましょう。
パドルが手に馴染んだ瞬間、ネット際の薄いスライスも、思いきりのよいプットアウェイも、まるで合図を決めたかのように呼吸が合います。

さあ、新しい相棒でコートに立ち、ポイントごとにハイタッチを重ねてください✨️
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