日本のピックルボールが、プレーするスポーツから観戦するスポーツへと動き始めます。
Sansan株式会社は2026年7月17日、ピックルボール選手育成プロジェクト「Pickleball X」の第3期として、企業チームオーナー制のプロリーグ「PX LEAGUE」を新設すると発表しました。

2026年10月から2027年4月まで、6つの企業チームが男女混合の団体戦で年間王者を争います!



SansanはPX LEAGUEを国内初のピックルボールプロリーグと位置づけています💡
参考:Sansan、ピックルボールプロ育成プロジェクト「Pickleball X」第3期の実施を発表〜企業がチームオーナーとして参加する国内初のプロリーグ「PX LEAGUE」を新設〜
PX LEAGUEは、単発の大会を新しく開催するだけの取り組みではありません。
選手の発掘・育成、企業によるチーム運営、ドラフト制度、長期リーグ、プレーオフを組み合わせ、日本のピックルボールに新しいプロスポーツの形をつくろうとするプロジェクトです。


PX LEAGUEとは?
PX LEAGUEは、Sansanが支援するプロ選手育成プロジェクト「Pickleball X」から誕生した、企業チームオーナー制のピックルボールリーグです。
主な概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リーグ名 | PX LEAGUE |
| 読み方 | ピーエックスリーグ |
| 開幕 | 2026年10月 |
| 開催期間 | 2026年10月〜2027年4月 |
| チーム数 | 6チーム |
| 選手構成 | 男性3名・女性3名の計6名 |
| 試合形式 | 男女混合の団体戦 |
| 実施種目 | 女子ダブルス・男子ダブルス・男子シングルス・女子シングルス・ミックスダブルス |
| 主会場 | Sansanピックルボールコート池袋 |
| 優勝決定方法 | リーグ上位3チームによるプレーオフ |
| 後援 | 一般財団法人ピックルボール日本連盟(PJ) |
各チームには男性3名、女性3名の合計6名が所属します。
1試合では、女子ダブルス、男子ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、ミックスダブルスの5種目を実施。
さらに、所属する6名全員が必ず試合に出場するルールが採用されます。



控え選手を置かず、全員が勝敗に関わる設計です💡



特定のエースだけに依存できないため、選手層の厚さやペアの相性、チーム全体の戦略が結果を左右します!



ピックルボールの基本的な試合ルールについては、ピックルボールの基本ルールをサクッと簡単に解説をご覧ください💡
PX LEAGUEはPickleball X第3期としてスタート
PX LEAGUEを理解するうえで欠かせないのが、その母体となる「Pickleball X」です。
Pickleball Xは、世界で活躍できる日本人トップ選手を育成するために始まったプロジェクト。
選抜選手に対して、専門的なトレーニング、強化合宿、国内外の大会への出場支援、パフォーマンス分析などを提供しています。
これまでの活動は、次のように発展してきました。
- 第1期:12名を選抜し、2025年3月から9月まで育成
- 第2期:24名を選抜し、2025年11月から2026年7月まで育成
- 第3期:PX LEAGUEを新設し、実戦中心の育成へ移行



第1期と第2期が選手を鍛える場だったとすれば、第3期は鍛えた選手が継続的に競い、観客に見られながら成長する場です💡



合宿や練習だけでは得にくい勝負強さ、プレッシャーへの対応力、チーム内での役割を、7カ月間のリーグ戦で磨いていきます✨️
PX LEAGUEに参加する6つの企業チーム
PX LEAGUEでは、6社がチームオーナーとして参加します。
| オーナー企業 | チーム名 |
|---|---|
| 株式会社アシックス | ASICS Sevens |
| グローブライド株式会社 | GLOBERIDE TEALS |
| Sansan株式会社 | Sansan Passions |
| 株式会社TBSテレビ | TBS Lucky Cats |
| トランスコスモス株式会社 | transcosmos NEXUS |
| 株式会社メルカリ | Mercari Pickleball Club |
スポーツメーカーだけでなく、テレビ局、IT企業、フリマアプリ運営会社、デジタルマーケティング企業など、異なる業界の企業がそろいました。
この顔ぶれは、PX LEAGUEの特徴を象徴しています。





企業は単なるスポンサーとして資金を提供するのではなく、自らチームを保有し、チーム名やブランドを掲げてリーグに参加します✨️



試合結果だけでなく、選手のキャラクター、チームの物語、企業ごとの発信力まで含めて競技を育てていく仕組みですね♪
PX LEAGUEの試合形式
PX LEAGUEの対戦では、次の5種目が行われます。
- 女子ダブルス
- 男子ダブルス
- 男子シングルス
- 女子シングルス
- ミックスダブルス
シングルスとダブルスでは、必要とされる能力が大きく異なります。
シングルスはコート全体を1人で守るため、走力、ショットの威力、コース選択が重要です。
一方、ダブルスではネット前の判断力、ディンク、カウンター、ペアとの連携が勝敗を分けます。



詳しい違いは、ピックルボールのシングルスルールでも解説しています💡


さらにミックスダブルスが加わるため、各チームには単純な個人能力だけでなく、組み合わせを最適化する戦略が求められます。
- 誰をシングルスに起用するのか。
- どの男女をミックスダブルスで組ませるのか。
- 得意種目が異なる6人をどう配置するのか。
選手個人の技術に加えて、チーム編成そのものが観戦ポイントになります。
PX LEAGUEとPJLの違い
PX LEAGUEと混同しやすいのが、ピックルボール日本連盟が開催する「PJL BURGER KING CUP」です。



PJL BURGER KING CUPは、一般、企業、プロなど複数のカテゴリーを設けた大型の団体戦イベント🍔



一方のPX LEAGUEは、6チームが約7カ月にわたって争うシーズン制のプロリーグです💡
2026年10月14日に行われるPX LEAGUE第1節は、第2回PJL BURGER KING CUPのプロカテゴリー内で開催されます。



同カテゴリーにはPX LEAGUEの参画チームだけでなく、海外トップ選手を含む特別編成チームも出場する予定です!



国内選手が世界レベルの選手と同じ舞台で戦う、注目度の高い開幕戦になります✨️



国内大会の日程については、日本で開催されるピックルボール大会のスケジュール一覧で更新しています💡


PX LEAGUEとアメリカのMLPは何が違う?
チームオーナー制、男女混合、団体戦という仕組みから、PX LEAGUEはアメリカの「MLP」に近いリーグといえます。



MLP(Major League Pickleball)は、企業家や著名人が保有するチームが争う、アメリカのプロピックルボールリーグです!


ただし、PX LEAGUEはMLPの日本版として公式に設立されたリーグではありません。
チーム人数、実施種目、試合ルールなども同一ではないため、別のリーグとして考える必要があります。



ちなみに、MiLPはMLP型の団体戦をアマチュア選手が楽しめる仕組みです💡


整理すると、次のようになります。
| リーグ・大会 | 主な位置づけ |
|---|---|
| PX LEAGUE | 日本の企業オーナー制プロリーグ |
| MLP | アメリカを中心とするプロチームリーグ |
| MiLP | MLP形式を取り入れたアマチュア団体戦 |
| PPAツアー | シングルス・ダブルスを中心とするプロツアー |
| PJL BURGER KING CUP | 一般・企業・プロが参加する国内大型団体戦 |


PX LEAGUEの選手はドラフトで決まる
PX LEAGUEでは、応募者の中から書類選考を通過した約50名がドラフト候補となり、各チームが選手を指名します。
選手募集とドラフトの日程は次のとおりです。
- 選手応募:2026年8月10日〜23日
- ドラフト:2026年9月12日
- 第1節:2026年10月14日
6チームに男性3名、女性3名が所属するため、リーグ全体の選手枠は合計36名です。
指導には、ピックルボール元全米チャンピオンのダニエル・ムーア氏と、テニス日本代表として11年間活躍した藤原里華氏が参加します。
一般公募とドラフトを組み合わせることで、すでに実績のある選手だけでなく、他競技から転向した選手や、まだ広く知られていない有望選手にもチャンスが生まれます。



将来的に日本代表や海外大会を目指す人は、ピックルボールの日本代表になるにはも確認しておきましょう!




PX LEAGUEが日本のピックルボール界に与える影響
PX LEAGUEの設立は、日本のピックルボール界にとって大きな転換点になる可能性があります。
選手が継続的に実戦経験を積める
これまでの国内大会は、数日間で完結するトーナメントが中心でした。
もちろん、一発勝負の大会にも価値があります。
しかし、選手を長期的に育てるには、定期的に強い相手と戦い、試合後の課題を次戦で修正するサイクルが必要です。



約7カ月にわたるPX LEAGUEでは、選手が試合、分析、改善、再挑戦を繰り返せます。



日本人選手の競技力を底上げするうえで、単発大会にはない価値があります✨️
応援したくなるチームと選手が生まれる
プロスポーツが定着するためには、競技そのものの面白さだけでなく、応援したくなる存在が必要です。
企業名を冠した6つのチームがシーズンを通して競えば、選手の成長、ライバル関係、チームごとの個性といった物語が生まれます。



詳しいルールを知らない人でも、好きな企業や選手をきっかけに試合を見るようになる可能性があります♪


企業がピックルボール市場に参入しやすくなる
企業チームオーナー制は、ピックルボールと企業を継続的につなぐ仕組みです。
企業にとっては、スポーツを通じた認知拡大だけでなく、社員の一体感づくり、社内交流、採用広報、企業間ネットワークの形成にも活用できます。



ピックルボールは初心者でも参加しやすく、年代や役職を超えて同じコートに立ちやすいスポーツです✨️



その特徴と企業活動の相性は良く、PX LEAGUEをきっかけに社内部活動や企業大会へ参入する会社も増える可能性があります💡
世界へ進む選手のルートが見えやすくなる
Pickleball Xで支援を受けた畠山成冴選手と佐脇京選手は、2026年6月に世界最高峰のプロツアーを運営するPPAとプロ契約を締結しました。
国内で育成を受けた選手が海外プロツアーへ進んだ実績が生まれたことで、Pickleball XからPX LEAGUE、そしてPPAなどの国際舞台へ進むルートが現実味を帯びています。



選手の実力を確認する指標については、ピックルボールの日本ランキングとDUPRの仕組みもあわせてご覧ください💡






PX LEAGUEはどこで開催される?
PX LEAGUEは、2026年7月にオープンした「Sansanピックルボールコート池袋」を主会場として開催されます。
第1節のみ、2026年10月14日に有明テニスの森インドアコートで開催される第2回PJL BURGER KING CUP内で実施される予定です。



池袋周辺のプレー環境については、豊島区でピックルボールができる場所で紹介しています!



そのほかの施設を探している人は、東京都のピックルボールコート一覧も参考にしてください✨️




まとめ
PX LEAGUEは、企業がチームオーナーとなり、6チームが男女混合の団体戦で年間王者を争う国内初のピックルボールプロリーグです。
主な特徴をまとめると、次のとおりです。
- 2026年10月から2027年4月まで開催
- 6社がチームオーナーとして参加
- 各チームは男性3名・女性3名
- シングルス、ダブルス、ミックスダブルスを実施
- 所属する6名全員が必ず出場
- ドラフトによって選手を編成
- 上位3チームがプレーオフへ進出
- Sansanピックルボールコート池袋が主会場



これまで日本のピックルボールは、体験会や単発大会を通じてプレー人口を広げてきました



PX LEAGUEは、その流れを選手育成と観戦文化の形成へ進める挑戦といえます✨️






